森林農地整備センター所長ご挨拶森林農地整備センター所長ご挨拶
我が国の森林は、戦前戦後の乱伐期を経て、昭和30年代には、国土は荒廃し、洪水や土砂崩れが各地で発生しました。平成20年に旧緑資源機構から水源林造成事業等を承継した独立行政法人森林総合研究所は、昭和36年から現在までに約46万haの水源林を造成し、全国の奥地水源地の水源の涵養(かんよう)と保全に努めて参りました。
私どもが造成してきた水源林は、洪水緩和、水資源の貯留、水質浄化などの水源涵養(かんよう)機能ばかりでなく、地球温暖化防止対策に資する二酸化炭素の吸収・固定や、土砂流出防止、生物多様性の保全など公益的機能を発揮しており、その効果は、年間約7,900億円と試算しています。加えて、山村地域の森林造成、作業路網整備を通じ、雇用の場を提供し、農山村の振興に貢献しています。
また、特定中山間保全整備事業や農用地総合整備事業は、中山間地において、農用地や森林を整備することにより、農林業の生産性を向上させ、地域特産品の生産振興を図り、農山村集落の維持・発展に貢献できるよう、計画的かつ着実な実施に努めて参ります。また、平成19年度に廃止された緑資源幹線林道事業については、地方自治体への移管を進めるとともに、これに係る債権債務管理業務の適切な実施に努めています。
本年1月に閣議決定された「独立行政法人の制度及び組織の見直しの基本方針」では、研究開発型の森林総合研究所にあって、水源林造成事業等については行政事業型のガバナンスを適用するとされています。私ども森林農地整備センターは、その主旨に沿って水源林造成事業等のより効率的な実施に努めるとともに、「緑の行動規範」に基づきコンプライアンスの一層の徹底に努めて参ります。
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| 独立行政法人 森林総合研究所 |
森林農地整備センター 所長  |
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