国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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地域活動(平成25年度以前)

森林整備センターが行う水源林造成事業、特定中山間保全整備事業、農用地総合整備事業は各々の事業実施地域において重要な社会基盤整備事業であり、事業を円滑に実施するためには、事業関係者のみならず地域住民全体の十分な理解を得ることが極めて重要であると考えています。

このため、事業を展開する地域にとけ込み、「地域との共生」を目指し、そこに暮らす地域住民の方々との対話や不断のコミュニケーションを通じて、地域に根ざした様々な活動を展開しています。

このコーナーでは、各事業所におけるこれまでの取組活動を写真と共にご紹介させていただきます。

邑智西部区域特定中山間保全整備事業で完工式

農林業用道路(日桜ロード)の開通パレードでのテープカットの写真

農林業用道路(日桜ロード)の
開通パレードでのテープカット

青木センター所長の式辞の写真

青木センター所長の式辞

鈴木理事長の挨拶の写真

鈴木理事長の挨拶

農林業用道路の愛称命名者の表彰式の写真

農林業用道路の愛称命名者の
表彰式

森林農地整備センターでは、平成26年3月8日(土)、島根県邑智郡邑南町及び江津市において、来賓及び関係者130名の出席のもと、邑智西部区域の農林業用道路の開通パレードと事業の完工式を行いました。

この事業では、適切な管理が行われていない森林や耕作放棄地の増加を防止し、森林及び農用地が有する水源涵(かん)養などの公益的機能を維持し、流通の迅速化と育林事業の効率化を進め、地域の農林業の持続的発展を図るため、平成19年度から浜田市、江津市、邑智郡邑南町の約3,200ヘクタールを対象に森林整備91ヘクタール、区画整理等の農用地整備142ヘクタールを始め鳥獣害防止施設12キロメートル、農林業用道路9キロメートルを一体的に整備しました。

開通パレードでは、地元小学生を対象に募集して決定した農林業用道路の愛称『日桜(ひざくら)ロード』が披露され、邑智西部地域特定中山間保全整備事業推進協議会副会長である石橋邑南町長による挨拶のあと、テープカットとくす玉開披を行い、農林業用道路の車両パレードを行いました。

完工式では、青木整備センター所長が事業推進への御礼と地域振興への期待を述べたあと、鈴木研究所理事長から当研究所の位置づけとともに整備した施設を活用した農林業の発展への期待の挨拶があり、続いて、後藤邑智西部建設事業所長から環境配慮への取組みや地域との交流等を紹介しながら事業経過報告を行いました。 併せて、『日桜ロード』と命名した3名の地元小学生の表彰を行いました。

その後の来賓祝辞では、竹下亘衆議院議員、斉藤鉄夫衆議院議員、島田三郎参議院議員、田野井中国四国農政局長、溝口島根県知事、洲浜県議会議員から事業発足時の思い出などを

振り返りながら、事業を契機とした農林業のさらなる発展への期待が述べられました。

最後に、邑智西部地域特定中山間保全整備事業推進協議会長である田中江津市長から事業の成果を農林業の振興のみならず、地域の発展への礎として生かしていきたいとの決意と短期間で事業を完了した事に対する謝辞を頂きました。

邑智西部区域特定中山間保全整備事業の完了により、旧緑資源機構から継承された農用地関係の事業が全て完了することとなりました。これまで事業の推進にご支援をいただいた関係各位に心から感謝申し上げます。

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第8回「豊かな森・川・海づくり」植樹祭を開催

広島水源林整備事務所

植樹風景の写真1

植樹風景の写真2

植樹風景

松田さんによるサックス演奏の写真

松田さんによるサックス演奏

当事務所は、平成25年12月7日(土)、東広島市八本松町吉川地区において、第8回「豊かな森・川・海づくり」植樹祭(広島県森林組合連合会、広島県内水面漁業協同組合連合会、広島水源林整備事務所、賀茂地方森林組合、黒瀬町森林組合、吉川財産区との共同主催)を開催しました。

当日は、晴天に恵まれた植樹祭となり、地元の海洋子供エコクラブを始め、総勢150名の方々に参加していただきました。

冒頭の開会式では、主催者を代表して、広島県内水面漁業協同組合連合会の辻駒会長と東広島市吉川財産区議会の波光議長の挨拶が行われた後、賀茂地方森林組合と黒瀬町森林組合の担当者が苗木の植付け方法を説明しました。参加者は、各植樹ブロックごとに分かれ、スコップ、軍手、苗木を持ってそれぞれ植栽する場所に向かいました。

参加者は、各植樹ブロックにおいて、森林組合や当センターの引率者に教わりながら、一本一本丁寧に植付けを行い、ヒノキ350本、ヤマザクラ50本を植樹しました。

植樹後は、広島県森林組合連合会坂部専務による林業教室が行われ、参加者は森林の働きについて熱心に聞き入っていました。その後、当センターからも実施している事業の紹介を行い、森林への理解を深めていただきました。

参加者全員による記念撮影後は、地元吉川財産区婦人部による炊込みご飯と豚汁の昼食に心と体も温まりました。サックス奏者の松田さんの奏でる美しい音色に耳を傾け、森の中で聴く音楽でリラックスしたひとときを過ごしました。

今回の植樹祭により、 のつながりを通じて地元の皆様との有意義な交流を深めることができました。

記念撮影の写真

記念撮影

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平成23年台風12号からの復興を祈願して植樹祭開催
~明日につなぐ森林づくり「未来へのおくりもの」~

和歌山水源林整備事務所

雄大な景色を背景に森林の大切さを説明している写真

雄大な景色を背景に
森林の大切さを説明

森林教室での土壌保水実験の写真

森林教室での土壌保水実験

先生と一緒に植栽体験の写真

先生と一緒に植栽体験

先生と一緒に植栽体験の写真

「大きく育ってね!」

森林農地整備センター和歌山水源林整備事務所は、平成25年11月13日(水)和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字樫原にある水源林造成事業地において、地元の色川小学校及び色川中学校の児童生徒を含めた総勢約70名による植樹祭を開催しました。

この植樹祭は明日を担う子供たちに森林の大切さを理解してもらうとともに、平成23年の台風12号による甚大な被害を受けた同町の一日も早い復興を祈願したものでもありました。

当日は多少気温が低かったものの好天に恵まれ、植樹祭に先だって開催した森林教室では、森林が持つ公益的機能について解説しました。子供たちの目の前で行った土壌保水実験を通して、水源林として森林がもつ機能についての理解を深めていただきました。

植樹祭では、地元であっても普段あまり目にする機会がない奥地水源地域の雄大な眺めの中、ヤマザクラとヒノキの苗木を植えていただきました。

植栽の体験をしたことのない子供たちも、始めはおぼつかない手つきでしたが、先生やスタッフに手伝ってもらいながら、元気いっぱいヒノキの苗木を植えていました。

自分たちの植えた苗木が大きくなって、将来立派な森林になることがとても楽しみな様子でした。

明日につなぐ森林づくり「未来へのおくりもの」植樹祭の写真

明日につなぐ森林づくり「未来へのおくりもの」植樹祭ここに無事終了

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「お山のお仕事体験!」

九州整備局

開会式の写真

開会式

枝打ち体験の様子の写真

枝打ち体験の様子

豚汁に並ぶ子どもたちの写真

豚汁に並ぶ子どもたち

森林教室の様子の写真

森林教室の様子

木工教室の様子の写真

木工教室の様子

特定非営利活動法人(NPO法人)森林をつくろうと当整備局は、小学生を対象に、水源林造成事業地において、森林・林業の体験交流イベント「お山のお仕事体験!」を開催しています。

平成22年度から開催しており、4回目の今年は、平成25年11月9日(土)に、昨年に引き続き大分県日田市の水源林造成事業地において開催しました。

このイベントは、未来を担う子供たちに、「国土の保全、水源の涵養(かんよう)及び木材生産」など、「森林の多面的な機能」を伝えるとともに、これらの森林の機能を発揮させるためには、「森林の適切な整備・保全」が必要なことを理解していただくことを目的に、林業体験や森林教室など体験型学習を実施しています。

イベントには、日田市内の「光岡ヒカリっ子塾」と「大明チャレンジ教室」の小学生高学年(4年生から6年生)41名の子どもたちに参加していただきました。

昨年植樹した山桜の前で開会式を行い、その後、手鋸を使ったスギの枝打ち体験を実施しました。最初子どもたちは、鋸の使い方がわからず、力を入れすぎて、上手く切れず苦労していました。職員が指導して一度コツをつかむと、枝を連続して切り落とせるようになり、これは楽しいと大喜びしていました。

枝打ち終了後、日田市生涯学習交流センターに移動して、昼食をとりました。地元の方々による手作りの温かい豚汁と各自持参してきたお弁当を美味しくいただきました。午前中の曇り空で体も冷えていましたが、一気にお腹も心も温まりました。

昼食後、「森林の大切さ」をテーマに、当整備局職員による「森林教室」を実施しました。教室では、水源涵養(かんよう)や国土保全及び環境保全に代表される森林の働きや、身近に使われている木について説明しました。子どもたちは、九州産の木を多く使った九州新幹線や200万円の木製自転車にビックリしていました。

また、「森を知り、森を守り、森を活かす」というテーマで、当研究所九州支所において実施している様々な研究を紹介しました。子どもたちは、興味をもって真剣に聞いている様子が窺えました。

休憩を挟んで「木工教室」では、ヒノキの輪切りに好きな絵を描いて、自分だけのコースター作りを行いました。まず、輪切り材の年輪を数えて、何年ぐらいの木であったのかを考えます。その後、紙やすりで表面を磨き、思い思いの絵を描き、アクリル絵具で色つけをして完成です。木工教室は好評で、大人も子供も一緒になって、自分だけの一枚を作ることが出来ました。

閉会式では、参加した子どもたちから「初めての枝打ち体験でしたが、上手く出来てうれしかったです。お昼の豚汁も美味しかったです。来年も参加したいです。」などの感想が寄せられました。

子供たちは、一日班長を務めた職員と別れを惜しみながらバスで帰路についていきました。枝打ち体験、森林教室、木工教室など、一日で盛りだくさんの充実した内容の体験学習のプログラムを、安全に無事終了することができました。

参加者全員による記念撮影の写真

参加者全員による記念撮影

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「美作(みまさか)国建国1300年時を繋いで未来に託す植樹祭」を開催

式典(中国四国整備局長挨拶)の写真

式典(中国四国整備局長挨拶)
の様子

司会「おかやま森の大使」の濱田さんマスコットキャラクター「みずりん」の写真

司会「おかやま森の大使」の濱田さん
マスコットキャラクター「みずりん」
の登場

美作大学の学生による「エイサー」の披露の写真

美作大学の学生による「エイサー」
の披露

地元婦人会による「ソーラン鏡野」の披露の写真

地元婦人会による「ソーラン鏡野」
の披露

水源林造成事業の開始以来50年余りが経過し、森林整備の役割も若人に託して育んでいく節目となっています。

平成25年11月11日(月)岡山県苫田郡鏡野町(建国1300年を迎えた美作国)において、同町と地元造林者である作州かがみの森林組合、当整備局の共同主催により、地元小学生や大学生を始め県民の皆様約170名の参加のもと植樹祭を開催しました。

当日は、残念ながら寒冷前線の影響により雨となり、晴天時に予定していた会場(道の駅)から地元公民館に場所を移しての式典等開催となりました。式典では、主催者として山崎鏡野町長、当整備局長の山崎が、それぞれ挨拶を行いました。また、たくさんの来賓の方々にご出席いただき、代表して戸室県会議員、西野県北森林林業活性化促進議員連盟会長よりご挨拶を頂きました。

続いて行われた森林教室では、地元の奥津小学校の児童を対象に、「森林の働き」について講義を行い、スクリーンに映し出した図などを用いながら、解りやすい説明に努めました。小学生のみならず、大人も熱心に聞き入っている様子がうかがえました。

引き続き行われたアトラクションでは、美作大学の学生による沖縄伝統舞踊「エイサー」と地元婦人会による伝統舞踊「ソーラン鏡野」が披露され、会場を盛り上げました。昼食では、地元婦人会により、豚汁とおにぎり、焼魚(あまご)が提供されました。

会場は和やかな雰囲気につつまれながら、式典における植樹祭は閉会しましたが、その後雨があがったことから、関係者及び希望者により更に植樹することとしました。この植樹は約60名に参加していただき、最後に全員で記念写真を撮りました。

今回の行事は、天候に悩まされましたが、地域交流の一環として内容の濃い意義のある植樹祭となりました。

森林教室の様子の写真

森林教室の様子

式典終了後、関係者及び希望者により植樹の写真

式典終了後、関係者及び希望者により植樹

最後に植樹会場での記念撮影の写真

最後に植樹会場での記念撮影

(株式会社津山朝日新聞社より当センターホームページへの掲載許諾済)の写真

(株式会社津山朝日新聞社より当センターホームページへの掲載許諾済)

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「関西支所オープンラボ」の開催について

近畿北陸整備局

近畿北陸整備局の出展ブースの写真

近畿北陸整備局の出展ブース

事業の効果を来場者に説明の写真

事業の効果を来場者に説明

ドロップネットによる捕獲実演【関西支所】の写真1
ドロップネットによる捕獲実演【関西支所】の写真2

ドロップネットによる捕獲実演
【関西支所】

平成25年10月10日(木)、当研究所関西支所において、日頃の研究・技術開発の成果を企業経営者、林業技術者や行政機関職員等に実際に触れていただくことを目的とし「活かそう!-森を守り育てる新技術-」をテーマに、オープンラボを開催しました。当整備局は、関西育種場や近畿中国森林管理局とともにブースを設け、パネル展示と併せて事業の説明を行いました。

当日は、ドロップネットによるシカの捕獲実演をメインに、各出展ブースでは、来場者に事業内容等の説明を行いました。

当整備局では、「水源林造成事業の効果」についてのパネルを展示し、国土面積(3,800万ha)のうち約7割(2,500万ha)ある森林の中で、民有保安林(500万ha)の約10%に相当する森林を当センターで造成してきたことや、これら森林が作り出す公益的機能(水源かん養機能、土砂流出防止機能、CO2吸収・固定機能)が年間8,100億円もの効果があることなどを説明しました。

また、以前は、スギ・ヒノキを主体とした針葉樹の一斉林を造成してきましたが、現在では針広混交林化や複層林等多様な森林づくりに取り組んでいることや兵庫県内の複層林化への取り組みなどを紹介しました。

※用語の説明

一斉林:
同一の樹種を一斉に植栽したものが成長してできる森林
針広混交林:
針葉樹林の中に広葉樹を残しこれらを活かしながら育成してできる混交林
複層林:
樹齢や樹高が異なる複数の樹冠の層を構成する森林

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「未来へ繋ぐ森林(もり)づくり」を開催

青森水源林整備事務所

植え付けの様子の写真

植え付けの様子

植樹状況の写真1
植樹状況の写真2

植樹状況

記念撮影の写真

記念撮影

当事務所は、植樹行事「未来へ繋ぐ森林(もり)づくり」を青森県六ヶ所村の水源林造成事業地で開催しました。

当初、未来を担う子供達(地域の小学校)や林業関係者の参加を予定していましたが、台風24号の影響により安全を優先した結果、植樹への参加を見合わせていただいたため主催者である当事務所と東北町森林組合において、スギの苗木300本を植樹しました。

また、六ヶ所村立南小学校からの要請により、当事務所長が同小学校に伺い、6年生の子供たち(16名)に「森の学校」と題し、森林の機能や役割等から森林を創り育てる大切さを学んでいただきました。子供たちは普段聞くことができないお話に興味を抱き、真剣に聞き入り、森林についての理解を深めていました。

開催日:
平成25年10月10日(木)
場所:
青森県上北郡六ヶ所村大字倉内字芋ヶ内
水源林造成事業地
目的:
当事務所の事業活動を通じて植樹行事を 実施し、併せて地元の小学生に森林を創 り育てる大切さを学んでいただく
主催等 (主催)
森林農地整備センター
青森水源林整備事務所
東北町森林組合
    (協賛)
青森県水源林造林協議会
参加者:
「植樹」林業関係者 20名
「森の学校」六ヶ所村立南小学校18名(小学6年生16名 先生2名)
森の学校の写真1
森の学校の写真2

森の学校

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地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」を支援

邑智西部建設事業所

「田んぼ体験活動」の写真1

「田んぼ体験活動」の写真2

「田んぼ体験活動」の写真3

「田んぼ体験活動」の写真4

平成25年11月1日、島根県江津市桜江町谷住郷(たにじゅうごう)地区において、地元保育所の「田んぼ体験活動(脱穀)」が行われ、当事業所は地域貢献活動の一環として作業のお手伝いをしました。

田んぼ体験活動は、食育活動の一環として、当事業所が実施した谷住郷地区の妙見谷(みょうけんだに)区画整理工事の完成を機に、隣接する江津市立谷住郷保育所の園児(4・5歳児)を対象に平成21年から毎年行われており、今年で5年目となります。

脱穀作業は、谷住郷保育所の4・5歳園児(12名)と保護者(6名)、保育士(4名)、地元農家(3名)、当事業所職員(7名)などが参加し、10月1日に園児達が刈り取り、稲はでに1箇月間干された稲を集積し機械で脱穀するという作業を行いました。園児達は約1時間半、束ねた稲藁を1つずつ機械に掛ける作業を行い、籾袋6袋分のお米(約250㎏)を収穫しました。園児達は収穫したお米が入った袋を「重い、重い」と言って実りの重さを実感していました。

収穫したお米は、地元農家の方によって精米されたのち保育所に贈呈され、保育所と保護者会が開催する「実りの秋を食べる会」でおにぎりにして皆で食べることになっています。

事業所が実施している特定中山間保全整備事業邑智西部区域は今年度末で完了するため、事業所がお手伝いするのもこれで最後になりますが、来年以降も本活動が地元の活動として継続され、地域の食育活動が推進されることを願っています。

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地元小学校の児童が農林業用道路に記念植樹

邑智西部建設事業所

農林業用道路に記念植樹の写真1

農林業用道路に記念植樹の写真2

農林業用道路に記念植樹の写真3

農林業用道路に記念植樹の写真4

平成25年10月31日、森林農地整備センター邑智西部建設事業所では、特定中山間保全整備事業により建設している完成間近の農林業用道路の隣接地において、地元の江津市桜江小学校及び邑智郡邑南町矢上小学校の6年生児童総勢44名とともに、サクラとモミジの苗木を裸地となった保安林指定地内に植樹しました。

植樹の前には、当事業所長から農林業用道路の役割やその目的のほか、植樹する苗木は太い根が地中深くに十分に育つよう加工されたもので、天然木と遜色ない治山機能や保水力が期待できる等の説明を行いました。説明後、児童達は疑問に思うことなど次々に質問し、植樹の大切さを熱心に学んでいました。

植樹は各小学校に分かれて行い、桜江小学校がモミジの苗木37本、矢上小学校がサクラの苗木74本をそれぞれ出席番号順に植えていきました。植樹後は、現場に設置した記念プレートに自分たちの名前が入っていることを一人ひとりが確認し、両校合同で記念撮影を行いました。

当事業所では今年度末の事業完了を目指して急ピッチで農林業用道路工事を進めているところです。子供達が大きくなって完成した道路を通る時、大きくなった木と自分たちの名前が入ったプレートを見て植樹当時のことを思い出し、この道路に末長い愛着や関心を持ってもらえることを望んでいます。

農林業用道路に記念植樹の写真5
農林業用道路に記念植樹の写真6
農林業用道路に記念植樹の写真7

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地元小学校児童達が行う「総合学習活動(農業体験)」を支援

邑智西部建設事業所

地元小学校児童達が行う「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真1

地元小学校児童達が行う「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真2

地元小学校児童達が行う「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真3

平成25年10月18日、島根県江津市市山地区の「やぶさめのため池(ため池百選)」下の「やぶさめの棚田」において、江津市立桜江小学校の「総合学習活動(農業体験)」が行われ、当事業所は地域貢献活動の一環として、稲刈り作業のお手伝いをしました。

この活動は、食育活動の一環として、同校と地元公民館が共催しているもので、「豊かな自然が人と食を育む」として、皆で稲を植え、収穫して食べることにより、地域の豊かな自然と食の大切さを実感しようという活動です。当事業所は、この取組に賛同し平成22年からお手伝いを行っています。

稲刈り作業は、小学校5年生児童22名、学校関係者3名、地元農家4名、事業所職員6名が参加しました。6月14日の田植えから実り育った緑、赤、黒の3種類の古代米の稲を刈り取り、はでに掛ける作業を行いました。当日は、秋晴れの少し肌寒い陽気の中、児童達は慣れない鎌を片手に、ぬかるんだ田んぼに足を取られて泥だらけになって2時間ほど稲刈り作業を行いました。

収穫した古代米は、約1箇月間天日に干して精米し、地元の皆さんと小学校で餅つきを行って食べることになっています。

事業所が実施している特定中山間保全整備事業邑智西部区域は今年度末で完了しますが、来年以降も本活動が地元の活動として継続され、地域の食育活動が推進されることを願っています。

地元小学校児童達が行う「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真4

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地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」を支援

邑智西部建設事業所

地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」の写真1

地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」の写真2

地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」の写真3

平成25年10月1日、島根県江津市桜江町谷住郷(たにじゅうごう)地区において、地元保育所の「田んぼ体験活動(稲刈り)」が行われ、当事業所は地域貢献活動の一環として、稲刈り作業のお手伝いをしました。

田んぼ体験活動は、食育活動の一環として、当建設事業所が実施した谷住郷地区の妙見谷(みょうけんだに)区画整理工事の完成を機に、隣接する江津市立谷住郷保育所の園児(4・5歳児)を対象に平成21年から毎年行っているものです。活動の舞台となる水田は、区画整理で整備した圃場の一部を事業参加者のご厚意で毎年使用させていただいています。

谷住郷保育所では、「田植え」「稲刈り」「脱穀」「新米のおにぎりクッキング」「田んぼ体験の生活発表」など、一連の米づくり体験を通じて食育活動を行っており、活動は今年で5年目となり、保育所と保護者会の共催行事として定着しています。

稲刈り作業は、谷住郷保育所の4・5歳園児(12名)と保護者(7名)、保育士(4名)、地元農家(3名)、島根県の担当者(1名)、当事業所職員(5名)などが参加し、黄金色に実った稲を刈り取り、稲はでに掛ける作業を行いました。当日は、秋晴れの汗ばむ陽気の中、園児達は慣れない鎌を片手に、大人と一緒になって一生懸命2時間ほど稲刈り作業を行いました。園児達は、5月に3本ずつ植えた稲が、片手では持ちきれないほどに生長したことに驚いた様子でした。

事業所が実施している特定中山間保全整備事業邑智西部区域は今年度末で完了しますが、来年以降も本活動が地元の活動として継続され、地域の食育活動が推進されることを願っています。

地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」の写真4

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森林とのふれあい2013に出展!

中国四国整備局

出展の様子の写真

出展の様子

「木へんのつく漢字クイズ」の写真

「木へんのつく漢字クイズ」に挑戦!

親子で「松ぼっくり工作」の写真

親子で「松ぼっくり工作」

「丸太切り」の写真

「丸太切り」を体験

平成25年8月4日(日)に林木育種センター関西育種場(岡山県勝田郡勝央町)において「森林とのふれあい2013(主催:当研究所関西育種場、関西支所、中国四国整備局)を開催しました。

この催しは、県民の皆さんに樹木や環境への理解を深めてもらおうと、毎年夏休みにあわせて実施しており、今年で16回目となります。会場には、「森の迷路」「火おこし体験」「炭焼き」など様々な体験コーナーが出展されました。

中国四国整備局では、「丸太切りコーナー」「ドングリ・松ぼっくり工作コーナー」「木へんのつく漢字クイズ」を行ない、たくさんの家族連れに楽しんでいただきました。

今後も、このようなイベントの開催や参加を通して、地域の皆様に水源林の重要性や森林整備の必要性について理解を深めていただけるよう取り組んでまいります。

主催 :
独立行政法人森林総合研究所
林木育種センター関西育種場・関西支所
・森林農地整備センター 中国四国整備局

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「森林教室」を開催しました

中部整備局

森林のはたらきを学習の写真

森林のはたらきを学習

子どもたちによる間伐体験の写真

子どもたちによる間伐体験

豊川用水と渥美半島における作物について学習の写真

豊川用水と渥美半島における
作物について学習

200gに切った丸太の写真

200gに切った丸太を発表!

平成25年6月20日(木)と26日(水)の両日、(独)森林総合研究所森林農地整備センター中部整備局は、NPO法人「杣(そま)の会」及び津具森林組合との共同により、「森林教室」を開催しました。

この教室は、愛知県田原市内の渥美半島にある小学校の生徒を対象に、同半島の農業用水として供給している豊川用水の上流の水源地において、「山の仕事や水源涵(かん)養機能」などの「森林のはたらき」と「みどりの大切さ」を学ぶことを目的としたものです。

1回目(20日)は、愛知県北設楽郡設楽町の水源林造成事業地において、高松小学校と若戸小学校の児童、合わせて32名が参加しました。森林教室では、渥美半島に豊川用水がもたらしている水の恵みと、同用水の水源地における「緑のダム・森林のはたらき」を学んでいただき、その後、森林組合の担当者による間伐の実演を行ない、子どもたちにも実際に間伐を体験していただきました。

2回目(26日)は、亀山小学校と清田小学校の児童、合わせて38名が参加しました。この日はあいにくの雨のため、「つぐ高原グリーンパーク(愛知県北設楽郡設楽町)」において、森林教室を行ないました。講師が、豊川用水の説明の中で、「渥美半島で作っている野菜や果物」について子どもたちに質問すると、子どもたちは思い思いに、活発に答えていました。その後、予定していた間伐の実演と子どもたちによる間伐体験は、雨のため変更し、「丸太切り体験」を行ないました。この体験では、輪切りの重さが200gになるように、みんなで競いあいました。

森林教室を終えた子どもたちからは、「森林体験をさせていただきありがとうございました。木を切るときは楽しかったです。僕の住んでいる近くにも山があるのでやってみたいと思いました。」などの感想がありました。

今後も、このような活動を通じて、地域の皆さまに水源林のはたらきや重要性について理解していただけるよう努めてまいります。

高松小学校と若戸小学校のみなさんの写真

高松小学校と若戸小学校のみなさん

亀山小学校と清田小学校のみなさんの写真

亀山小学校と清田小学校のみなさん

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小学生による橋床版への絵描き大会を開催し事業をPR

邑智西部建設事業所

思い思いの絵を描く子供たちの写真

思い思いの絵を描く子供たち

力作揃いの絵の前でハイポーズ!の写真

力作揃いの絵の前でハイポーズ!

森林農地整備センター邑智西部建設事業所では、平成25年7月9日、特定中山間保全整備事業により建設している完成間近の農林業用道路1号橋梁(長尾橋)に地元江津市立桜江小学校3・4年生36名を招待し、橋梁床版への「絵描き大会」を開催しました。

当日は梅雨が明けた直後で、気温が30度を越える晴天の中、子供達は色彩豊かに何色ものペンキを使って、全長92mの床一面に思い思いの絵を描きました。子供達は暑さを忘れたかのように熱中し、予定した一時間では物足りない様子でした。

1号橋梁はこの後、防水工事に着手し舗装をかけてしまうため、残念ながらこれら力作ぞろいの絵は永遠に隠れてしまいます。しかし、子供達の心のキャンパスに描いた絵が永遠の思い出として残り、地元に利用されるこの橋に愛着を持ってもらえることを期待しています。

広いキャンパスの上で記念撮影の写真

広いキャンパスの上で記念撮影

山陰中央新報 平成25年7月12日掲載の写真

山陰中央新報 平成25年7月12日掲載
(株式会社山陰中央新報社より当センターホームページへの掲載許諾済)

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地元小学生たちが行う「総合学習活動(農業体験)」を支援

邑智西部建設事業所

「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真1

「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真2

「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真3

ため池百選に選定されている「やぶさめのため池」(島根県江津市桜江町市山(いちやま)地区)の「やぶさめの棚田」において、平成25年6月14日、地元小学校の「総合学習活動」の一環として子供達による「古代米の田植え」が行われました。

この地域では、小学校では5年生の総合学習活動として、稲を植え、収穫し、それを地域の方々と一緒に食べるという農業体験学習に取り組んでいます。また、地元の公民館が「豊かな自然が人と食を育む」という食育活動の一環として、棚田の保全を兼ねて小学校の米作り活動をサポートしており、地域が一体となった活動が行われています。

森林農地整備センター邑智西部建設事業所では、地域の食育活動推進に貢献するため、平成23年からこの活動に参加しており、今年も最初の活動となる田植えのお手伝いを行いました。

当日は、地元小学校の5年生及び教員、市山公民館、地元農家、島根県担当者及び当事業所職員など総勢33名が参加しました。参加者は、田植えの前に「やぶさめのため池」下流のビオトープ周辺で田んぼの生きもの調査を行い、豊かな生態系を全員で確認した後、古代米の田植えを行いました。

今年も昨年と同様に「緑(品種名:緑万葉)」「赤(紅吉兆)」「黒(在来種)」の3色の古代米の苗を約200m²の水田に分植しました。秋にはこれらの古代米を刈り取り、脱穀して餅つきを行い、参加者全員で秋の実りを味わう予定です。

「総合学習活動(農業体験)」邑智西部建設事業所の写真4

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農林業用道路の名称募集と出前講座を開催

邑智西部建設事業所

邑智西部建設事業所では、邑智西部区域特定中山間保全整備事業の最終年度を迎え、現在、農林業用道路の完成に向けて職員一同一丸となって邁進しているところです。

本事業の推進協議会では、将来を担う子供達に農林業用道路に親しんでもらおうと、この地域の小学校の5年生に協力いただき、名称を募集することにしました。その活動の一環として、事業所は浜田市3校、江津市1校、邑智郡邑南町2校の計6校の小学校を訪問しました。教室での出前講座を行い、子供達には、実際に建設中の農林業用道路を見学してもらいました。名称募集は1学期の終業式までを応募期間とし、推進協議会の厳正な選考を経て8月末には農林業用道路の名称が決定されます。命名者は来年3月の完工式典において表彰される予定です。

出前講座では、「日本の農業・農村の“いま”」と題して、国民の食生活の多様化による米の消費減少や高齢化による耕作放棄地の増加の中で、食糧自給率を向上させる必要があることのほか、当事業の目的や事業を実施していく上での環境への配慮の必要性について説明を行いました。子供達からは、「コンクリートは水の中でも固まるの?」とか「橋はどうやって架けるの?」など、教える側が感心させられるような質問もあり、活気が溢れ、時間が足りない程の盛況ぶりでした。その後の現場見学では、展望の良い場所で記念撮影するなど参加した子供達にも大変喜んでもらい好評でした。

事業所は、1学期末には選考に悩むくらい多くの名称が寄せられることを願いつつ、予定したすべての出前講座を6月26日に終了することができました。

森林教室の様子の写真

森林教室の様子

式典終了後、関係者及び希望者により植樹の写真

式典終了後、関係者及び希望者により植樹

江津市立 桜江小学校の写真1江津市立 桜江小学校の写真2

江津市立 桜江小学校

邑南町立 石見東小学校の写真1邑南町立 石見東小学校の写真2

邑南町立 石見東小学校

邑南町立 矢上小学校の写真1邑南町立 矢上小学校の写真2

邑南町立 矢上小学校

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地元園児たちの「田んぼ体験活動」を支援

邑智西部建設事業所

地元園児たちの「田んぼ体験活動」の写真1

地元園児たちの「田んぼ体験活動」の写真2

地元園児たちの「田んぼ体験活動」の写真3

平成25年5月22日(水)、島根県江津市桜江町谷住郷(たにじゅうごう)地区において、地元保育所の「田んぼ体験活動」の一環として園児たちによる田植え作業が行われました。

この活動は、森林総合研究所森林農地整備センター邑智西部建設事業所が整備した谷住郷地区妙見谷(みょうけんだに)の区画整理工事により、地元農家からお借りしている水田で毎年行われており、今年で5年目となりました。

当日は、保育所の4・5歳園児(12名)、保護者(9名)、保育士(5名)のほか、地元農家(5名)、島根県及び江津市の担当者(4名)、当事業所職員(6名)が参加しました。

園児たちは、冷たい田んぼに素足で入り、大人と一緒に泥だらけになって、一生懸命に田植えを行い、予定していた面積に無事植えることができました。稲が黄金色に実ることが楽しみです。

「田んぼ体験活動は」この後、「稲刈り」「脱穀」「新米のおにぎりクッキング」「田んぼ体験の生活発表」などが予定されています。

当事業所が実施している、特定中山間保全整備事業邑智西部区域は、今年度末で事業を完了する予定ですが、この活動が息の長い地元の自主的な活動として定着し、地域の食育活動が推進されることを願い、今年度も活動を支援していく予定です。

地元園児たちの「田んぼ体験活動」の写真4

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第24回林間(植樹)学校及び出前森林教室を開催しました

高知水源林整備事務所

林間学校の写真1

林間学校
指導を受けながら植樹する小学生

林間学校の写真2

林間学校
斜面で植え穴を掘る参加者

出前森林教室の写真1

出前森林教室を開講

森林農地整備センター高知水源林整備事務所は、平成25年2月21日(木)に高知県幡多郡黒潮町の水源林造成事業地において、林間(植樹)学校(共催:幡東森林組合)を開催しました。

林間学校は、地元の小学生や中学生を対象に、「みどりの大切さ」や「山の役割」についての体験学習を目的とし、みどりの日が制定された平成元年から行っています。

当事務所は、平成9年(第8回)より佐賀町森林組合(現:幡東森林組合)と共同開催し、水源林造成事業地を植樹会場として実施しており、平成25年までに17回を数えます。現在では黒潮町内の小学校の定期的な学校行事に組み込まれているほか、四万十森林管理署・高知県・黒潮町教育委員会等・蜷川地区(造林地所有者)の皆さんにご参加いただくなど、この間、参加者は年々増加しており、地元の交流の場にもなっています。

当日は、晴天に恵まれ、佐賀小学校・上川口小学校・伊与木小学校・入野小学校の5・6年生の71名、四万十森林管理署・高知県等・県内造林者など総勢約150名の参加の下、行いました。

小学生は、学校を8時に出発し、慣れない約3kmの作業道を歩き現地に到着しました。森林組合の作業員から植付の指導を受けた後、各班に分かれ、大人とともに植え付けを始めました。鍬を持ったことがない小学生が大半を占め、植え穴を掘るのに苦労しながら、約1時間の植樹体験を行いました。

その後、当事務所による「出前森林教室」を実施しました。今後とも、地域の社会貢献や広報活動の一環として毎年実施していく計画です。

出前森林教室の写真2

多くの皆さんにご参加いただきました

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南富良野区域 特定中山間保全整備事業で完工式を開催

挨拶をする内村総括審議役の写真

挨拶をする内村総括審議役

営農状況(防除作業)の写真

営農状況(防除作業)

工事実施状況の写真

工事実施状況(鳥獣害防止施設)

2月14日(木)北海道南富良野町において、来賓及び関係者40名の出席のもと、南富良野区域(特定中山間保全整備事業)の完工式を行いました。

本事業は、森林及び農用地を一体的に整備することによって、農林業の持続的な生産活動を促進するとともに公益的機能の持続増進を図ることを目的に、平成20年度からの5ヵ年間で、水源林造成、分収育林の森林整備258ha及び区画整理、暗渠排水、除礫、農業用用水施設、附帯する鳥獣害防止施設等の農用地整備1,012haを実施しました。

完工式では、内村総括審議役が、「本事業の完工を迎え、農業用水施設の整備による防除用水の安定供給、鳥獣害防止施設の設置による農作物被害の激減等により、全国有数の農林業が営まれ、本地域の更なる活性化を期待したい」と挨拶した後、河野南富良野建設事業所長がパネルを用いた事業経過報告を行いました。

続いて、推進協議会会長である池部南富良野町長から「南富良野町は本事業の実施を契機として道営中山間総合整備に取り組むとともに、農山漁村活性化プロジェクト交付金を活用したポテトチップス製造工場の建設等による農業基盤の整備が進み、農作物の安定供給が促進された。今後とも富良野区域の農業をけん引していけるように更なる発展に取り組みたい」との挨拶がありました。

最後に、地元受益者を代表して事業促進期成会の十河会長から、「本事業の整備により、区画整理により農作業の効率アップが図られた、除礫により作物の品質が良くなり機械の故障も少なくなった、農業用用水施設の設置により必要な時に水が使えるようになった、鳥獣害防止施設の設置により鹿や熊の被害が激減した等多くの声が会員から寄せられており、良い事業を実施していただいた」との謝辞をいただきました。

式典会場内では、パネル展示により、事業概要、工事実施状況、営農状況等について紹介を行いました。

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「静岡水源林保護1日体験会」を開催 “森林の役割を学び、クマの被害から樹木を守る作業を体験しよう!”

静岡水源林整備事務所

「静岡水源林保護1日体験会」の写真1

ツキノワグマによる皮はぎ被害
について被害を受けた樹木を使って
説明している様子

「静岡水源林保護1日体験会」の写真2

ロープ巻き施業を体験する様子

「静岡水源林保護1日体験会」の写真3

山で働く人の話:昔と今の山の仕事

「静岡水源林保護1日体験会」の写真4

自然木を使った鉛筆づくりの様子

静岡県静岡市葵区横山の水源林造成事業地内において、10月14日(日)に「第36回全国育樹祭記念行事(プレイベント)」として、静岡水源林保護1日体験会を開催しました。

主催:
(独)森林総合研究所森林農地整備センター
静岡水源林整備事務所
協賛:
静岡県水源林造林推進協議会

この体験会では、一般の方々に森林のもつ役割と深刻化する動物による森林被害の実態を知っていただき、実際に森林の中でツキノワグマによる皮はぎ被害から樹木を守る施業(ロープ巻き施業)等を体験することで、森林を身近に感じていただけますように次のようなプログラムを実施しました。

  1. 森林のもつ役割、深刻化する森林被害の実態についての講義及びロープ巻き施業体験
    (講師:静岡水源林整備事務所職員)
  2. 山で働く人の話
    (講師:加藤商事合資会社 加藤正三 氏)
  3. 自然木を使った鉛筆作り
    (講師:特定非営利活動法人森林インストラクターしずおか 青野ダイチ 氏)

当日は天候にも恵まれ、ガールスカウト15名、特定非営利活動法人森林インストラクターしずおか所属の森林インストラクター1名、加藤商事合資会社造林事業担当者1名、当事務所職員4名の総勢21名が参加しました。

講義では、「涵養(かんよう)ってどんな意味?」・「ニホンジカやツキノワグマに遭遇したらどうしたらいい?」といった質問もあり、また、参加者が自分で作った鉛筆で試し書きをするなど、積極的に参加していただきました。 最後に、アンケートでは「山の風、空気が気持ちよかった」、「山の仕事、水源涵養などの森林の役割が分かった」、「ロープ巻き施業が楽しかった」といった感想をいただきました。

今後も、このような機会を通じ、森林の果たす役割や当センターの行っている事業について、市民の皆様にご理解いただけるよう努めてまいります。

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平成24年度「森林・林業学習会IN多良木」を開催!

熊本水源林整備事務所

「森林・林業学習会IN多良木」の写真1

「森林・林業学習会IN多良木」の写真2

「森林・林業学習会IN多良木」の写真3

「森林・林業学習会IN多良木」の写真4

森林農地整備センター熊本水源林整備事務所は、平成24年12月12日(水)熊本県球磨郡多良木町大字多良木屋敷の水源林造成事業地及び多良町森林組合木材加工センターにおいて、「森林・林業学習会IN多良木」をテーマに学習会を開催しました。

当日の朝は、気温-1度の寒い中ではありましたが、昼頃には10度程度となり快晴に恵まれました。
黒肥地小学校の緑の少年団(27名)の他、多良木町職員や多良木町森林組合の皆さんにも参加して頂き、総勢47名で学習会(森林教室・枝打ち体験)を行ないました。

森林教室では、「森のはたらき」について学んで頂き、その後、実際にスギの枝打ち体験を実施しました。
その後は、多良木町森林組合木材加工センターに移動して、パソコンによる紙芝居で、水源林などの森林の役割と水の大切さを学ぶと共に森林整備の大切さを学習しました。

昼食後、木材加工センターで、「枝打ちがなぜ大切なのか」を実際に木材の輪切り板で、年輪の成長等を見ながら学びました。
工場では「丸太の皮剥や柱や板になるまでの製材工程」について、工場の方から説明を受けながら見学しました。
森林教室・枝打ち体験や工場での、子供たちの真剣な表情がとても印象的でした。

学習会の最後に、緑の少年団員から「森林教室や枝打ち体験を通して、森林が私たちの水の役に立っていることがわかり、楽しく山の仕事が勉強できました。」と感想を発表がありました。
今後もこのような身近に森林を感じてもらえる機会を設け、森林・林業・水の大切さを普及していきたいと考えています。

日時
平成24年12月12日(水)10:00~13:30
場所
熊本県球磨郡多良木町屋敷
水源林造成事業地内
参加者
多良木町、黒肥地小学校緑の少年団
6年生27名を含む
関係者約47名
主催
(独)森林総合研究所
森林農地整備センター
熊本水源林整備事務所
多良木町森林組合
後援
熊本県水源林造林協議会
「森林・林業学習会IN多良木」の写真1「森林・林業学習会IN多良木」の写真2

丸太の輪切りによる枝打ちの大切さを学習

「森林・林業学習会IN多良木」の写真3

参加者みんなで記念撮影

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育樹祭 「豊かな海と山を育む森林づくり」を開催しました

東北北海道整備局

育樹祭「豊かな海と山を育む森林づくり」の写真1

「森林の学校」

育樹祭「豊かな海と山を育む森林づくり」の写真2
育樹祭「豊かな海と山を育む森林づくり」の写真3

ヒノキ・クリの枝打ち

独立行政法人森林総合研究所森林農地整備センター東北北海道整備局は、宮城県気仙沼市において、育樹祭「豊かな海と山を育む森林づくり」を開催しました。

■育樹祭「豊かな海と山を育む森林づくり」の概要

1 趣旨
東日本大震災の復興支援活動の一環として森林整備を行うことで森林だけではなく気仙沼地域の豊かな海を育むことにつながることを願い、未来を担う子供達と地域の漁業関係者、林業関係者の皆様とともに育樹祭を開催しました。
2 日時
平成24年11月20日(火)9時30分~1時30分
3 場所
宮城県気仙沼市川上
水源林造成事業地
4 主催等
(主催)(独)森林総合研究所
    森林農地整備センター
    東北北海道整備局
(協賛)気仙沼市森林組合
(後援)気仙沼市
5 内容
地元気仙沼市落合小学校児童を対象に「森林の学校」を開催し、森林の機能について出前講座を実施しました。
また、ヒノキ・クリの枝打ちを体験していただきました。
6 育樹祭参加者数 【 全体70名 】
地元小学生(14名)をはじめ・地元漁業関係者・地元森林所有者・気仙沼市副市長・国・宮城県関係機関等 ・マスコミ関係者の皆様のご参加をいただきました。
育樹祭「豊かな海と山を育む森林づくり」の写真4
育樹祭「豊かな海と山を育む森林づくり」の写真5

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豊かな森・川・海づくり植樹祭を開催(水源林造成事業50周年記念行事)

中国四国整備局

豊かな森・川・海づくり育樹祭の写真1

豊かな森・川・海づくり育樹祭の写真2

豊かな森・川・海づくり育樹祭の写真3

豊かな森・川・海づくり育樹祭の写真4

平成24年11月17日(土)に広島県東広島市において『豊かな森・川・海づくり植樹祭』を437名の出席のもとに開催しました。

このイベントは、第26回東広島市民環境緑化植樹祭、広島県水源林造林協議会設立50周年、森林農地整備センターにおける水源林造成事業50周年の共催行事として併せて実施しました。

当日は、残念ながら朝から大雨となったため、会場を植樹祭会場から地元の吉川小学校体育館に変更して式典を行ないました。

式典は、実行委員会を代表して藏田東広島市長の挨拶で始まり、来賓挨拶・来賓紹介と続き、中国四国整備局主催により、地元の吉川小学校の生徒、緑の少年団、海洋子供エコクラブを対象にした森林教室を実施しました。

森林教室は、森林のはたらき、林業の仕事などについてパネル及び冊子を使って行い、解りやすい説明に子供達に限らず大人も熱心に聞き入っていました。

また、地元吉川小学校の生徒による『吉川子供太鼓』、広島文教女子大学の学生による『文教太鼓 仁』の演奏が行われ、会場を盛り上げました。昼食では、吉川地区の炊き込みごはん、豚汁や、内水面漁協の鮎の塩焼きなどが提供されました。

会場は和やかな雰囲気につつまれ、地域との繋がりを強く感じながら、植樹祭は盛会の内に閉会しました。

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「未来につなぐ水源の森づくり」植樹祭を開催しました

福井水源林整備事務所

「未来につなぐ水源の森づくり」育樹祭の写真1

「未来につなぐ水源の森づくり」育樹祭の写真2

「未来につなぐ水源の森づくり」育樹祭の写真3

「未来につなぐ水源の森づくり」育樹祭の写真4

「トチの木」の代表植樹
南越前町 川野町長、右近課長
湯尾小学校の代表岩居さん、
山田校長
湯尾生産森林組合 大河内組合長
南条郡森林組合 山口副組合長
近畿北陸整備局 切石局長

森林農地整備センター福井水源林整備事務所は、平成24年10月26日(金)福井県南条郡南越前町湯尾の水源林造成事業地において、「未来につなぐ水源の森づくり」をテーマに「つなげよう未来に!育もう緑を!」をコンセプトとして植樹祭を開催しました。

当日は秋晴れに恵まれ、川野南越前町長や湯尾小学校の生徒達、分収造林契約の関係者である湯尾生産森林組合や南条町森林組合などの皆さんも参加され、総勢40名で記念植樹を行ないました。

また、記念植樹後はコンテナ苗の植樹を行いました。
(コンテナ苗:小型軽量であることからくる育成、貯蔵・運搬、植栽の能率の良さと、根系の変形が少ないのが特徴の苗)

地域の方々による植樹祭は、湯尾小学校の6年生を中心に参加者全員で和やかにすすみ、子供達の楽しそうな声と真剣な姿は頼もしいものでした。

子供達は自分達が植えた木が、「すくすく成長して欲しい」と話してました。

当初開催を予定していた23日が雨天のため延期となりましたが、関係者方々からの暖かい後押しがあり無事に開催することができました。「“地域で木を育てる“」重要性も参加者の皆さんに伝わったように思います。

今後もこのような身近に森林を感じてもらえる機会を設け、水源林への理解を深める取組を行ないたいと考えています。

「未来につなぐ水源の森づくり」育樹祭の写真5「未来につなぐ水源の森づくり」育樹祭の写真6

コンテナ苗の植樹風景

「未来につなぐ水源の森づくり」育樹祭の写真7

参加者みんなで記念撮影

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水源林造成事業50周年記念植樹祭開催

松江水源林整備事務所

水源林造成事業50周年記念植樹祭の写真1

水源林造成事業50周年記念植樹祭の写真2

水源林造成事業50周年記念植樹祭の写真3

平成24年11月6日(火)に島根県(しまねけん)邑智郡(おおちぐん)邑南町(おおなんちよう)日和(ひより)の水源林造成事業地内において、水源林造成事業50周年並びに島根県水源林造林協議会創設50周年を記念して植樹祭を開催しました。

式典では、島根県水源林造林協議会の石橋会長が「さらなる水源林造成事業の推進に努め、国民の生活に欠くことの出来ない水と緑の確保に取り組みたい」と挨拶されました。

また、松江水源林整備事務所の宮崎所長は関係各位に対し、50年もの永きに渡る水源林造成事業への取り組みに感謝の辞を申し上げました。

途中から雨が降り出し、あいにくの空模様となりましたが、島根県農林水産部林業課長様はじめ多数のご来賓の方々にご列席を賜り、ご祝辞を頂戴するなど会場は暖かいムードに包まれました。

式典のあとは、町内4つの小学校から参加された「みどりの少年団」と共に山に入り、(社)島根県緑化推進委員会より提供されたヤマザクラとヒノキの苗木225本を協力して一斉に植樹しました。

最後に、立派な森林になることを祈って、参加者全員で記念撮影をしました。

水源林造成事業50周年記念植樹祭の写真4

参加者全員で記念撮影「立派な森林になることを祈って」

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「お山のお仕事体験!」開催

九州整備局

「お山のお仕事体験!」の写真1

記念植樹に参加した皆さん

「お山のお仕事体験!」の写真2

光岡ヒカリっ子塾と南当仁小の子供達

「お山のお仕事体験!」の写真3

開会式の状況

「お山のお仕事体験!」の写真4

森林教室の様子

「お山のお仕事体験!」の写真5

紙芝居「森」を真剣に見る子供たち

「お山のお仕事体験!」の写真6

平成24年11月17日(土)大分県日田市の水源林造成事業地において、森林農地整備センター九州整備局、佐賀・熊本・大分の各水源林整備事務所とNPO法人「森林(もり)をつくろう」は、森林・林業の体験交流イベント「お山のお仕事体験」を共同主催しました。

このイベントは、未来を担う子供たちに林業体験や森林教室等を通して、「国土の保全、水源のかん養及び木材生産」など「森林の多面的な機能」を伝えると共に、これらの森林の機能を発揮させるためには、「森林の適切な整備・保全」が必要なことを理解するための体験型学習を目的に2年前から実施しており、昨年までは佐賀県唐津市の水源林造成事業地で実施してきました。

今年度は、一級河川「筑後川」の川上と川下の子供(小学生)たちを対象に、日田市で開催しました。川上からは日田市立光岡小学校の「光岡ヒカリっ子塾」、川下からは福岡市立南当仁小学校、併せて46名の子供達に参加して頂きました。

当日は、あいにくの雨となり、当初予定していた「枝打ち」体験は中止しましたが、子供達の代表による台風災害復旧20周年記念植樹を実施することができました。

その後、日田市生涯学習交流センターに移動して、「私たちの生活と森林」というテーマで、森林教室を実施しました。子供たちは、木を含む漢字が生まれた背景の話、私たちが得ている森林からの恵み、都市部と山間部の森林の変化の違い、及び日本と海外の森林との比較などの話を興味深く聞いていました。

次のプログラムは、森に棲む動物たちの目線で表現した紙芝居「森」を上映しました。その中で、森林は整備することで、動物が棲め、土壌中にも水を蓄えることができ、その恩恵を私たちが受けていることを理解してもらいました。

最後のプログラム、木偏漢字のビンゴゲームでは、子供たちは自分のカードの漢字が読み上げられるたびに歓声をあげて喜び、5つ揃うのを今か今かと待ちながら、時々、「○○○ってこんな漢字なんだ!」とびっくりしながら漢字表に見入っていました。

最後に子供たちの代表から、「雨が降って、枝打ちができなかったことは残念でしたが、いろいろ木に関する学習ができて良かったです。」との感想を頂きました。

閉会式後、子供たちは、別れを惜しみながら川下の福岡と水源地域の日田にそれぞれ戻って行きました。

「お山のお仕事体験!」の写真7

参加者全員による記念撮影

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美濃東部区域農用地総合整備事業で完工式

美濃東部区域農用地総合整備事業で完工式の写真

鈴木理事長 式辞

11月27日(火)岐阜県郡上市において、来賓及び関係者160名の出席のもと、美濃東部区域の完工式を行いました。

この事業では、農業条件の改善や農産物輸送の効率化を目指し、平成10年度からの15年間で、関市ほか4市1町1村の農用地4,700haを対象に、水田・畑の区画整理122ha、暗渠排水33ha、客土2ha、農用地造成4ha、農業用道路23kmを総合的に整備しました。

完工式では、鈴木理事長が、「農用地総合整備事業は、美濃東部区域をもって事業自体が終了のため、最後の区域の完工式であり、大変、感慨深い。事業により整備された農地や道路を十二分にご活用いただき、全国有数の立派な農林業が営まれ、この地域ならではの自然の恵みが、中京圏はもとより、日本全国へ送り出され、地域が活性化されることを期待しております。」と挨拶を述べました。

また、川口美濃東部建設事業所長から、農林水産省の「日本の棚田百選」に認定された恵那市の坂折棚田の保全・整備や環境配慮等の取り組みをスライドショーで紹介しながら事業経過報告がありました。

続いて、来賓の岐阜県知事(代理:副知事)、東海農政局長から、「本事業の成果が中農・東濃地域の農林業や地域活性化に生かされることを期待する。」旨の祝辞をいただきました。

最後に、同事業推進協議会の会長である日置郡上市長から、「調査開始を含めれば20年にわたる壮大な事業。期待にたがわぬ農業振興や地域活性化に向け、今日からスタート台に立つ気持ちで臨みたい。」との謝辞をいただいています。

なお、本地域で整備された農業用道路(愛称:美濃東部農道)の全線開通は、12月中旬の予定です。

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地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」を支援

邑智西部建設事業所

地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」邑智西部建設事業所の写真1

11月5日 脱穀しました

地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」邑智西部建設事業所の写真2

おじさんたちの話に聞き入る
園児たち

地元保育所の園児達が行う「田んぼ体験活動」邑智西部建設事業所の写真3

おにぎりをおいしくいただきました

平成24年11月21日(水)、島根県江津市桜江町谷住郷(たにじゅうごう)保育所において、「おにぎりクッキング」が行われ、園児達とこれまで活動に参加してきた人達が集まり、収穫したてのお米を共に味わいました。

谷住郷地区においては特定中山間保全整備事業で区画整理が実施され、その工事の完成を機に、平成21年度から隣接する江津市立谷住郷保育所の園児(4・5歳児)が「田んぼ体験活動」を行っています。

「おにぎりクッキング」は、園児と保護者が主体となっておにぎりを作り、これまで本活動を支援してきた地域の方々と一緒に収穫の喜びを味わおうというもので、5月18日の田植え、10月5日の稲刈り、11月5日の脱穀に続く「田んぼ体験活動」の最後の取り組みとなります。今年は天候にも恵まれ約180kgのお米が収穫できました。

園児達は、収穫したお米で作ったおにぎりを「おいしい、おいしい」と言いながら、おなかがいっぱいになるまで味わい、収穫の喜びを感じていました。

「田んぼ体験活動」は来年も継続して行われる予定であり、事業所としては、本活動が地元の自主的な活動として定着し継続していくことを願い、地域の食育推進のため今後も本活動を支援していく予定です。

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「山地災害防止に向けた研修会」を開催~紀伊半島大水害から1年を経過して~

奈良水源林整備事務所

挨拶する十津川村長の写真

挨拶する十津川村長

松浦教授講演会風景の写真

松浦教授講演会風景

熱心に聴き入る参加者の写真

熱心に聴き入る参加者

質疑応答の写真

質疑応答の様子

独立行政法人森林総合研究所森林農地整備センター奈良水源林整備事務所は、平成24年10月16日(火)・17日(水)奈良県吉野郡十津川村にて、「山地災害防止に向けた研修会(主催:奈良水源林整備事務所、協賛:奈良水源林造林協議会)」を開催しました。

十津川村は、昨年9月の台風12号により、深層崩壊や土砂ダムができるなど甚大な被害を受けました。
災害から1年を経過し、奈良県水源林造林協議会長でもある更谷慈禧 十津川村長は、「多くの皆さんのおかげで、こんなに早く応急の復旧できたことに感謝したい。」と話されるなど、村一体となって復旧に取り組まれています。
そのため、今回の研修会は、山地災害防止に向けた取組とともに、十津川村への応援も含め開催しました。

1 講演会
初日は、京都大学防災研究所 松浦純生教授を講師に招き、「表層及び深層崩壊の発生と森林環境」という表題で、講演会を行いました。
講演会には、協議会の会員や森林農地整備センター職員に加え、奈良県内の森林管理署や県、市町村の林業関係職員など計80名の参加がありました。

講演の第1部は、「表層崩壊や深層崩壊等の山地災害の発生メカニズムと昨年紀伊半島で発生した深層崩壊の実態等について」。また第2部は、「近年の気候変動の特徴とそうした状況を踏まえたリスク軽減策」でした。
松浦教授には、専門的な内容の中に、具体の事例について写真などを織り交ぜながら講義いただきました。

2 現地視察
2日目は、昨年発生した災害現場で、深層崩壊の発生状況や原因等について松浦教授からの説明を聞きながらの現地視察を行いました。
現場では、崩落した土砂が土石流となり、川を逆流した痕跡が橋梁や標識に見られ、災害の大きさをあらためて認識していただきました。

また、研修会の最後に、十津川村森林組合が経営している木材加工場を訪ね、厳しい木材市況の中で、地域材を利用しながら復興住宅の建設を進めている状況を見学していただきました。

今回の災害は一度に2000ミリを超える大量の雨が原因で発生した深層崩壊が多く、未然に全ての災害を防ぐ手立てはないとも言えます。 しかし、私たちが適正に森林を整備することで、減災・防災対策に貢献するとともに、地域の振興にも寄与できればと考えます。

災害現場の視察の写真

災害現場の視察

木材加工場を見学の写真

木材加工場を見学

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地元園児たちの「田んぼ体験活動」を支援

邑智西部建設事業所

地元園児たちの「田んぼ体験活動」邑智西部建設事業所の写真

平成24年10月5日(金)、島根県江津市桜江町谷住郷(たにじゅうごう)地区において、地元保育所の「田んぼ体験活動」の一環として、園児たちによる稲刈り作業が行われました。

この活動は、森林総合研究所森林農地整備センター邑智西部建設事業所が整備した谷住郷地区妙見谷(みょうけんだに)団地の区画整理工事により、地元農家からお借りしている水田で毎年行われており、今年で4年目となりました。

当日は、保育所の4・5歳園児(15名)、保護者(13名)、保育士(4名)のほか、地元農家(2名)、島根県農地整備課及び江津市の担当者(各1名)、当事業所職員(8名)が参加し、5月18日に植え付け黄金色に実った稲の刈り取りを行いました。

刈り取りは園児が行い、それを大人が結束し、最後に全員で稲はでに掛ける作業を行いました。

園児達は慣れない鎌を使って一人1列を無事刈り取り、全員で稲束をはでに掛け、約1時間で作業は終わりました。今年は天候に恵まれ、稲の出来も良いとのことであり、20日後の脱穀が楽しみです。

「田んぼ体験活動」は、この後、「脱穀」「新米のおにぎりクッキング」「田んぼ体験の生活発表」などが予定されており、当事業所としては、この活動が地元の自主的な活動として定着し、地域の食育推進にも貢献できるよう、今後も支援を行っていく予定です。

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「植樹祭 in 陸前高田」 海と山ふれあいの森づくり

盛岡水源林整備事務所

「植樹祭 in 陸前高田」 海と山ふれあいの森づくりの写真1

「植樹祭 in 陸前高田」 海と山ふれあいの森づくりの写真2

東日本大震災から1年3ヶ月が経ったが陸前高田市をはじめ沿岸被災地では、復興は緒に就いたばかりです。特に陸前高田市広田湾は有数な牡蠣養殖漁業地であり、水産業に携わる多くの被災者がいる中で一日も早い復興が望まれるところです。

こういった中で「森から海を元気に」豊かな海を取り戻すべく、例年開催され昨年は震災で中止していた「海と山ふれあいの森づくり」の一環として、気仙川の支流にあたる陸前高田市横田町にある分収造林契約地において、東北森林管理局、岩手県、地元小学生や林業、漁業関係者約70名が参加してカラマツ苗の植樹を行いました。また、植樹の記念として高田松原防潮林のマツ被害木を使った記念標柱を代表者7名により建立しました。

当日は心配された台風4号も足早に通り過ぎ、梅雨の合間の日差しも眩しく、参加した子供たちは「大きく育ってほしい」と話していました。

1 開催日時
平成24年6月22日(金)10時から12時まで
2 開催場所
陸前高田市横田町字宝田 分収造林契約地内
3 主催
独立行政法人森林総合研究所
森林農地整備センター
盛岡水源林整備事務所
共催:
独立行政法人森林総合研究所
東北支所
林木育種センター東北育種場
陸前高田市、陸前高田市森林組合
住田町、気仙地方森林組合
「植樹祭 in 陸前高田」 海と山ふれあいの森づくりの写真3

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地域と未来をつなぐ森林づくり -宮城県登米市で植樹活動を実施-

東北北海道整備局

漁協の皆さんの写真

漁協の皆さん

全員での記念写真1

全員での記念写真

森林農地整備センター東北北海道整備局では、宮城県登米市津山町において、「地域と未来をつなぐ森林づくり」をテーマに植樹活動を行ないましたので、その概要をお知らせします。

昨年の東日本大震災は、三陸地域に未曾有の被害をもたらしましたが、少しずつではありますが確実に復興に向け歩んでいます。漁業関係の被害も目をおおいたくなるような惨状でしたが復興が進んでいます。

森林は海の恋人と言われるほど、澄んだ水を供給し、森林の栄養を海へそそぎ豊かで美しい漁場づくりに貢献しています。

森林農地整備センターでは、震災からの早期復興と、森林と海を守り育てることを願い、未来を担う地域の子供たちと石巻市から漁業関係者をお招きして、植樹活動を実施しました。

1 開催日時
平成24年6月26日(火) 10時から11時30分
2 開催場所
宮城県登米市津山町横山字竹の沢
3 参加者
登米市立横山小学校 5年生13名
(緑の少年団)
宮城県漁業協同組合河北町支所 9名
宮城北部森林管理署
宮城県東部地方振興事務所
宮城県森林組合連合会
石巻地区森林組合,東和町森林組合
津山町林業研究会
近隣の森林・林業関係者 全体で62名
4 内容
記念植樹 スギのコンテナ苗木 500本
記念標柱の設置
森林の学校(森林に関する学習)
5 主催
(独)森林総合研究所
森林農地整備センター東北北海道整備局
協賛
津山町森林組合
後援
登米市

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富良野地方の美しい農山村景観維持のために -富良野地区合同ワークショップについて-

南富良野建設事業所
札幌水源林整備事務所

植樹体験の写真

現地検討会の参加者による
植樹体験

平成24年6月8日に「源流域の森林・農地および自然」をテーマに富良野地区合同ワークショップが南富良野町で開催されました。

南富良野町は、富良野地区5市町村のうち森林総合研究所森林農地整備センターが森林と農用地の整備を実施している町で、ワークショップに先立つ現地検討会について「ダム流域の自然と中山間地の保全整備」をテーマに当センターが担当しました。

現地検討会には、東京大学学内公開プログラム及び一般応募の方35名が参加し、当センター南富良野建設事業所及び札幌水源林整備事務所の職員が、水源の森林の役割や農用地との関わり、当センターが目指す農林業の振興などについて解説と意見交換を行うとともに、農用地と森林を一体的に整備する特定中山間保全整備事業の南富良野区域の見学と水源林でのカラマツの植樹体験をしていただきました。

現地検討会では、森林の整備・生育の状況や、特定中山間保全整備事業で整備された農用地について、ワークショップのテーマにある「富良野地方の美しい農山村景観」の構成要素として、関心を持ってご覧いただきました。

午後のワークショップでは、①「イトウの生態と保護」、②「イトウの保護活動」、③「シカとうまくつきあう」、④「水源林の水循環・土砂流出」、⑤「地域の再生可能エネルギー」について、研究者による講演と意見交換が行われ、地域の課題について活発な意見が出されました。

「富良野地区合同ワークショップ」

富良野地区広域市町村(下記5市町村)が持ち回りで、有識者の講演、地域住民との意見交換等を行い、広域市町村が課題等を共有することにより連携を図ることを目的。東京大学北海道演習林が主催、森林総合研究所が共催。

平成22年度 富良野市
サブテーマ「若々しく力強い農山村と魅力的な観光都市の発展を願って」
平成23年度 上富良野町
サブテーマ「エコツーリズム・グリンツーリズム・アグロツーリズムと地域の活性化」
平成24年度 南富良野町
サブテーマ「源流域の森林・農地及び自然」
平成25年度 中富良野町(予定)
平成26年度 占冠村(予定)

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地元小学校児童たちが行う「総合学習活動(農業体験)」を支援

邑智西部建設事業所

地元小学校児童たちが行う「総合学習活動(農業体験)」の写真1

地元小学校児童たちが行う「総合学習活動(農業体験)」の写真2

地元小学校児童たちが行う「総合学習活動(農業体験)」の写真3

ため池百選に選定されている「やぶさめのため池」(島根県江津市桜江町市山(いちやま)地区)下の「やぶさめの棚田」において、平成24年5月30日、地元小学校の「総合学習活動」の一環として児童による「古代米の田植え」が行われました。

地元小学校では5年生の総合学習活動として、稲を植え、収穫し、それを皆で食べ、地域の高齢者にプレゼントするという学習に取り組んでいます。 また、地区の公民館が「豊かな自然が人と食を育む」という活動の一環として、小学校の米作り活動のサポートをしています。

森林総合研究所邑智西部建設事業所では、事業区域内の地域の食育活動推進に貢献するため一昨年から本活動に参画し、今年の最初の活動となる田植えのお手伝いをしました。

当日は、地元小学校5年生児童及び教員、市山公民館、地元農家、島根県担当者、森林総合研究所職員など総勢40名が参加し、田植えの前にやぶさめのため池下流のビオトープ周辺で動植物の観察を行い、豊かな生態系を皆で確認した後、古代米の田植えを行いました。

児童は泥まみれになりながら、昨年と同様に「緑(品種名:緑万葉)」「赤(紅吉兆)」「黒(在来種)」の3色の古代米の苗を200m2の水田に分植しました。

終わった後の児童たちの笑顔が、秋の実りを約束しているかのようです。秋にはこれらの古代米を刈り取り、脱穀して餅つきが行われる予定です。

田植えを終えた後の児童と参加者の皆さんの写真

田植えを終えた後の児童と参加者の皆さん「やったー!!」

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地元保育所の園児たちが行う「田んぼ体験活動」を支援

邑智西部建設事業所

地元保育所の園児たちが行う「田んぼ体験活動」邑智西部建設事業所の写真1

地元保育所の園児たちが行う「田んぼ体験活動」邑智西部建設事業所の写真2

地元保育所の園児たちが行う「田んぼ体験活動」邑智西部建設事業所の写真3

島根県江津市桜江町谷住郷(たにじゅうごう)地区において、平成24年5月18日に、地元保育所の「田んぼ体験活動」の一環として園児による田植え作業が行われました。

森林総合研究所森林農地整備センター邑智西部建設事業所が、谷住郷地区内において特定中山間保全整備事業で区画整理を実施し、工事の完成を機に、平成21年度から隣接する江津市立谷住郷保育所の園児(4・5歳児)が「田んぼ体験活動」を行っているものです。

活動の舞台となる水田は、区画整理で整備された圃場の一部を事業参加者の厚意で毎年使用させていただいています。

谷住郷保育所では、「田植え」「稲刈り」「脱穀」「新米のおにぎりクッキング」「田んぼ体験の生活発表」など一連の米づくり体験を行っており、今年で4年目となりました。一昨年までは、当事業所が主催して田植え作業を行っていましたが、昨年からは保育所と保護者会の共催行事として実施しています。

田植え作業は、谷住郷保育所の4・5歳児園児(14名)と保護者(7名)、保育士(5名)、地元農家(4名)、島根県及び江津市の担当者(各1名)、当事業所職員(10名)などが参加し、無事予定どおりの面積を植えることができました。園児達は、最初はぬかるみに足を取られていましたが、終わる頃には要領よく田植えが行えるようになり、終わった時には全員泥だらけになっていました。

当事業所が実施している特定中山間保全整備事業邑智西部区域は、平成25年度末に完了する予定をしていますが、本活動が息の長い地元の自主的な活動として定着し、地域の食育推進に貢献できるよう、今後も支援を行っていく予定です。

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牡蠣養殖用筏組立作業に職員が参加

盛岡水源林整備事務所

参加者一同協力して筏を組立の写真

参加者一同協力して筏を組立

完成した牡蠣養殖用筏の写真

完成した牡蠣養殖用筏

1 概要
3.11の東日本大震災で沿岸部が津波により壊滅的な被害を受け、岩手県内の漁業関連被害では筏やはえ縄など約26,000台以上あった養殖施設がほとんど流されました。このうち丸太を使った筏は約4,000台あったと言われています。
この養殖漁業の復旧に向けて大量の筏用丸太が必要であり、盛岡水源林整備事務所では、水源林造成事業において搬出間伐を推進する中で筏用丸太の供給にも努めています。
このことに関して、去る4月19日に、当事務所が気仙地方森林組合に販売(一般競争入札)した筏用丸太を利用して、広田漁港で行なわれた牡蠣養殖用筏の組立作業に、職員が参加しました。
  • 日時:
    平成24年4月19日(木)
  • 場所:
    岩手県陸前高田市 広田漁港(広田湾)
  • 参加者:
    東北北海道整備局及び盛岡水源林整備事務所、気仙地方森林組合
    牡蠣養殖業者、震災復興ボランティア
    総勢 18 名
2 筏組立作業について
  • 筏一基作るのに10.5m材×8本、4m材×10本必要
  • 10.5m材は元口16cm程度、末口8cm程度
  • 筏は丸太をボルト、ワッシャー、ナットで締め固めた構造。約10年は耐久がある
  • 約5時間で8基の筏を組立
3 おわりに
平成24年度に広田漁港で必要な筏は約275基とのことです。今回当事務所が供給できたのは約20基分であり、まだまだ不足しています。森林農地整備センターとしても一日でも早い復旧に向け、間伐等の推進を通じ、協力を続けていく予定です。

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「東北未来の森林づくり」植樹行事の開催について

植樹行事の写真1

植樹行事の様子

植樹行事の写真2

植樹行事の様子

横田小学校(陸前高田市)の児童の写真

横田小学校(陸前高田市)の児童

森林総合研究所東北支所、林木育種センター東北育種場及び東北北海道整備局では、平成23年11月4日、岩手県住田町の森林総合研究所の分収造林の契約地(土地所有者:住田町、造林者:気仙地方森林組合)において、国、岩手県をはじめ地元の林業関係団体や漁業関係者、地元保育園児とボランティアの高校生、沿岸部の小学生を含む約200人が集い、盛大に植樹行事を開催しました。

植樹に先立ち、主催者、共催者及び協賛者の挨拶があり、その後、住田町議会議長、陸前高田市農林水産部長、大船渡市農林水産部長、気仙地方森林組合長、陸前高田市森林組合長が記念植樹としてスギの優良苗5本を植樹するとともに、住田町長と森林総合研究所-東北-3機関の長が記念標柱を建立しました。

その後、「有住(ありす)保育園」(住田町)の園児と住田高校の生徒たち、横田小学校(陸前高田市)の児童などがカラマツのコンテナ苗約1,000本を元気に植栽しました。

参加者全員で楽しく昼食を取った後、森林総合研究所3機関より、「森から海を元気にしていく」取り組み内容などが紹介され、盛会のうちに閉会しました。

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国際森林年記念植樹祭

森林農地整備センター 九州整備局

国際森林年記念植樹祭の写真

林業教室の様子

九州整備局及び大分水源林整備事務所では、今年度が国際森林年であることから記念行事として、平成23年6月11日(土)に大分県佐伯市において地元造林者である佐伯広域森林組合との共催により、地元の小中学生を含む総勢約120名の参加のもと記念植樹祭を開催しました。

当日は、残念ながら朝から大雨となり、止むを得ず現地での行事を中止し、会場を佐伯市の施設である「B&G海洋センター」に移して、雨天中止に備えて計画していた「林業教室」に切り替えて開催しました。

朝からの雨で参加者は予定したより少なかったものの、楽しみにしていた地元の人たちは待ちきれないように集合時間の1時間前位から集まりはじめていました。

開会式では、佐伯広域森林組合の工藤総務部長の開会宣言、続いて主催者として戸高佐伯広域森林組合長、伊藤九州整備局長がそれぞれ挨拶を行いました。

また、来賓挨拶として、大分県の安藤森林保全課長、佐伯市の塩月副市長よりご挨拶を頂きました。

林業教室では、大分県南部振興局農村漁村振興部の神鳥主幹、玉田主任による小中学生を対象にした森林の働き、林業の仕事について、また日本の森林、大分の森林についてパワーポイントを使っての説明、更に佐伯広域森林組合は木材を製品にする宇目新加工工場の紹介もありました。解りやすい説明に小中学生に限らず大人も頷きながら熱心に聞き入っていました。

センターでは、水源林造成事業のパンフレット等を参加者全員に配布しPR活動を行いました。

残念ながら今回の行事は、大雨のため現地での記念植樹から林業教室に変更せざるを得ませんでしたが、意義のある記念行事を行うことができたと思っております。 なお、記念植樹については、後日、関係者によりヤマザクラ・ヤマモミジを植樹しました。

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復旧・復興用木材の供給について

造林地での造材風景の写真

造林地での造材風景

出荷を待つ仮設住宅向け杭材の写真

出荷を待つ仮設住宅向け杭材

カキの養殖イカダ作成風景の写真

カキの養殖イカダ作成風景

森林農地整備センター中部整備局津水源林整備事務所及び東北北海道整備局盛岡水源林整備事務所では、3月11日に発生した東日本大震災の被災地の復旧・復興に役立てていただくため、復興用資材として間伐材の供給を行いました。

①仮設住宅向け杭材の原木の供給(中部整備局津水源林整備事務所)
東日本大震災の被災地で大量の仮設住宅が必要とされる中、仮設住宅の基礎回りで使用される杭材の需要が増大し原木が不足していたことから、4月下旬から5月にかけて三重県津市内及び松坂市内の造林地から杭材の原木をプレハブメーカーに供給しました。

②カキの養殖イカダ用丸太の供給(東北北海道整備局盛岡水源林整備事務所)
岩手県のカキ養殖施設が壊滅的被害の発生を受け、復旧に向けて養殖イカダ用丸太が大量に必要となることから、6月に東北森林管理局、岩手県森林組合連合会等と協力・連携し養殖イカダ用の小丸太を供給しました。

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南富良野町で「北の森林(もり)・未来の森林(もり)づくり」記念植樹

札幌水源林整備事務所

植樹を行う子供たちの写真

植樹を行う子供たち

最後に記念写真

最後に記念撮影

札幌水源林整備事務所では、去る平成23年5月31日(火)に国際森林年記念行事の一環として、北海道空知郡南富良野町北落合地区において、「北の森林(もり)・未来の森林(もり)づくり」記念植樹を行いました。

当日は、厳しい冬を乗り越え、北の大地にも春の到来を感じさせる爽やかな晴天に恵まれ、同町立北落合並びに落合両小学校の児童18名を含む関係者95名が参加しました。

開催に当たり、来賓を代表して池部南富良野町長から、本町では、 昭和36年からこれまで257haの水源林が造成され、水源涵養機能が遺憾なく発揮されていると共に、山間地域にとって雇用を含め極めて有効な事業であること。また、この地区は、北海道で初めて国の特定中山間保全整備事業の指定を受け事業を実施しており、来年までの5ヶ年計画で農業・林業の再生にこの制度を活用し、環境保全と地域経済の両立に積極的に取り組んでいきたいと挨拶がありました。

記念植樹に先立ち、北落合、落合小学校のそれぞれ6年生の児童代表が作文の朗読を行い「大好きな北落合の自然、すばらしさ」「落合の自然を守っていきたい」と元気よく読み上げました。

続いて、タイムカプセルの埋設、記念植樹を行いました。職員から注意事項の説明を受けた後、北海道の在来種であるアカエゾマツ、ミズナラ、アオダモの苗木を参加者全員で植樹しました。初めて植樹を体験する児童達は、最初は戸惑いながらおそるおそる植えていましたが、慣れてくるに従って楽しそうに一本一本丁寧に植えていました。今回の植樹体験は、未来を担う子供達にとって、ふる里の豊かな自然と、森林を育てる大切さを肌身で感じる貴重な体験となったことと思います。

最後に記念撮影を行い無事全日程を終了しました。

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「2011森の誕生日」に参加

>まつぼっくり工作コーナーの写真

まつぼっくり工作コーナー

島根県では、4月29日を「森の誕生日」とし、毎年、松江市宍道町の「ふるさと森林公園」にて、県を中心に森林関係NPO法人が実行委員会を立ち上げて森に関するイベントを開催しました。内容はステージイベントを中心に森の学びブース、フリーマーケット、うまいもの市など、たくさんの催し物が行われて、今年は8千人の入場者で賑わいました。 松江水源林整備事務所は、森の学びブースに水源林造成事業PRを目的に「まつぼっくりふくろう工作コーナー」を出展しました。

当日は好天に恵まれ、さわやかな春風の中、オープニングと同時にたくさんの入場者が訪れ、まつぼっくり工作コーナーにも看板が効いたのか次から次へと家族連れの皆さんが立ち寄ってくださり、小さなお子さんから年配の方まで幅広い年齢層のご来店を得ることが出来ました。開店前は本当にお客様が見えるのだろうかと少々心細い思いもしましたが、結局閉店までブースは賑わいました。

夕方「NHKしまねっとNEWS」でもその光景が放映されるなど、PR効果も上げることが出来て、皆でコツコツと準備してきた苦労が報われる思いで、職員一同楽しく、そして有意義な春の休日を過ごすことが出来ました。

開催日:平成23年4月29日(金)
開催場所:松江市宍道町の「ふるさと森林公園」
参加人数:約8000人

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下閉伊北区域農用地総合整備事業で完工式

鈴木理事長挨拶の写真

鈴木理事長挨拶

開通式 テープカットの写真

開通式 テープカット

下閉伊北区域の完工式」は2月19日に行われ、事業は3月31日で完了しました。その間の3月11日に東日本大震災の被害を受け、受益町村である岩泉町、田野畑村、普代村は沿岸部で甚大な津波被害を受けました。この影響により海水を被った農地等、事業造成施設の被災が心配されましたが、深刻な被害がないことが確認され、無事供用が開始されています。3町村が混乱する中、完工式の記事について掲載することを控えていましたが、この度、掲載をすることにしました。

下閉伊北区域農用地総合整備事業で完工式

岩手県下閉伊郡岩泉町、田野畑村、普代村

(独)森林総合研究所森林農地整備センターでは、2月19日、岩手県下閉伊郡岩泉町において、来賓及び関係者138名の出席のもと、下閉伊北区域の事業の完工式を行いました。また、関連行事として完工式の前後に農業用道路の開通式、完工祝賀会が地元協議会の主催で行われました。

この事業では、農業振興を通じた地域の活性化を目指し、生産性の高い農業を実現させるとともに農畜産物や林産物を効率的に輸送するため、平成14年度からの9年間で岩泉町、田野畑村及び普代村の農地2,786haを対象に農地の区画整理や土層改良等119ha、農業用道路15.7kmを一体的に整備しました。

完工式に先立って、農業用道路「夏節トンネル」(岩泉町)の坑口近くで催された開通式では、出発点でテープカットとくす玉開披により開通を祝福した後、パトカーの先導で完成した農業用道路岩泉工区の約4km間の車両パレードを行いました。

完工式では、美濃局長の式辞及び鈴木理事長の挨拶で、事業推進への御礼と地域振興への期待を述べた後、森谷所長から環境配慮の取組みの紹介を含めた事業経過報告を行いました。

続いて、来賓の岩手県知事(代理・上野副知事)、地元選出国会議員(菊池衆議院議員、平野参議院議員)、東北農政局長(代理・堀畑整備部長)、県議会議長(代理・佐々木議員)、環境情報協議会の広田委員長から、事業を契機とした農林水産業や観光業の発展への期待や、環境配慮に対する取組み等について祝辞を頂きました。

最後に、下閉伊北区域農用地総合整備事業促進協議会長である伊達岩泉町長から、単独町村ではできない大事業が多くの関係者の尽力で完成したことに感謝する旨の謝辞と、整備された基盤を活用して地域の発展につなげるとの決意表明がありました。さらには、本事業の実施のために全国各地から結集した事業所職員の取組みについて特段の謝辞を頂き、滞りなく完工式を終了しました。

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黒潮フルーツライン区域農用地総合整備事業で完工式

事業所

福田森林総合研究所理事式辞の写真

福田森林総合研究所理事式辞

開通式テープカットの写真

開通式テープカット

仁坂和歌山県知事祝辞の写真

仁坂和歌山県知事祝辞

森林農地整備センターでは、2月9日、和歌山県日高郡印南町及びみなべ町地内において来賓及び関係者約100名の出席のもと、黒潮フルーツライン区域の農業用道路の開通パレード出発式と事業の完工式を行いました。

本事業では、農産物の合理化、高速流通体系に対応した高生産性の農業産地の形成を図るため、平成13年度から10年間で印南町及びみなべ町の農地3,070haを対象に、区画整理や暗渠排水及び農用地造成といった面的整備として約144ha、線的整備として農業用道路約14.3kmを一体的に整備しました。

開通パレード出発式では主催者である玄素印南町長から、事業完了への謝辞と事業成果を生かした地域の更なる発展への決意が述べられました。その後、テープカットとくす玉開披を行い、パトカーの先導で完成した農業用道路の印南町の宮ノ前からみなべ町の須賀橋区間約9.6kmの車両パレードを行いました。パレードの終点である須賀橋では、地元主催の餅まきが行われました。

完工式では、事業推進にあたっての御礼と地域振興を期待する旨の鈴木理事長の式辞を福田理事が代読されました。さらに、武下事業所長が、環境配慮への取り組みや地域との交流等を写真等で紹介しつつ事業経過報告を行いました。

次に来賓祝辞に移り、仁坂和歌山県知事から県で高速道路など基幹的整備が進む中、印南町・みなべ町の豊穣の地での総合的開発を感謝され、県として今後の地域の繁栄に引き続き努める旨の祝辞が述べられ、続いて塚本近畿農政局長から、南高梅を始めとする6次産業化の先進地である当地域の更なる発展に向けて、農政局で設立した6次産業化倶楽部が紹介されるとともに、豊かで美しい地域の更なる発展を祈念されました。

最後に、小谷みなべ町長から、事業完了への謝辞とともに、事業成果を農業振興のみならず6次産業化の推進にも役立て、地域の発展に活かしていきたいとの決意を述べられ、完工式を無事終了しました。

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南丹区域農用地総合整備事業で完工式

町田センター所長式辞の写真

町田センター所長式辞

開通式テープカットの写真

開通式テープカット

森林農地整備センターでは、2月2日、京都府船井郡京丹波町及び南丹市地内において来賓及び関係者170名の出席のもと、南丹区域の農業用道路の開通パレード出発式と事業の完工式を行いました。

この事業では、土地基盤整備の未整備地の改善や、排水不良圃場改善及び集出荷施設の連絡道路の整備を行い、農業の生産性向上を図るため、平成11年度からの12年間で南丹市及び京丹波町の約4,200haヘクタールを対象に、区画整理や暗渠排水の農用地整備約172ha、農業用道路約22kmを一体的に整備しました。

開通パレード出発式では、主催者である南丹地区農用地総合整備事業推進協議会の副会長である寺尾京丹波町長から「事業完成を契機に農業が盛んな本地域の一層の活性化を目指したい」と感謝と決意の挨拶がありました。その後、テープカットとくす玉開披を行い、パトカーの先導で京丹波瑞穂線区間約3.3km間の車両パレードを行いました。

完工式では、事業主体を代表して町田センタ-所長から、事業推進への御礼と地域振興を期待する旨の挨拶がありました。また後藤事業所長から、環境配慮への取り組みや、地域との交流等を写真等で紹介しながら、事業経過報告があり、続いて近畿農政局次長、京都府副知事や府議会議員から祝辞がありました。

最後に、南丹地区農用地総合整備事業推進協議会会長の佐々木南丹市長から、事業の成果を農産業の振興のみならず、観光の場へも生かしていきたいとの決意と、短期間で事業を完了したことに対する謝辞が述べられました。

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宮崎県の口蹄疫防疫対策に職員を派遣

森林農地整備センター宮崎水源林整備事務所では、宮崎県からの協力要請に基づき、宮崎県内の家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)被害に対する支援のため、平成22年6月22日から口蹄疫防疫作業に職員を派遣しています。

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首都圏都市住民に「森林(もり)の市」でセンター事業をPR

森林GISシステムのデモンストレーションの写真

森林GISシステムの
デモンストレーション

松かさ工作の風景の写真

松かさ工作の風景

「森林(もり)の市」が『第21回森と花の祭典「緑の感謝祭」』との併催で、林野庁、緑化推進団体等の主催により開催されました。

本祭典は地球温暖化防止に資する緑化運動を推進することを目的として、毎年「緑の月間」に開催されます。森林農地整備センタ-本部では、都市住民の方々に森林・林業(森林の持つ公益的機能等)に対する理解を深めて頂く絶好の機会として、毎年このイベントに積極的に参加しています。

  1. 森林GISシステムの紹介と併せてシステムのデモンストレーションを行いました。
  2. 「松ぼっくり」を使った工作で、親子連れを中心に森の芸術家となって楽しんで頂きました。
  3. 宮川の水(自然水)の試飲では森林の持つ公益的機能森林整備の役割について理解を深めて頂き、森林農地整備センタ-事業の重要性と効果についてPR活動に努めました。

今年も本イベントにおいて、ブースを設置し、事業内容の紹介やPRを行うとともに、これに関する様々な出展を実施しました。その内主なものは以下の通りです。

このほかの出展もいずれも盛況で、センター事業のPR効果も上がり、併せて「地球温暖化防止に資する緑化運動を推進」にも寄与しました。

開催日:平成22年5月8日(土)~9日(日)
開催場所:東京都立日比谷公園にれの木広場
来場者数:約2万人
センター参加者:約30人

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阿蘇小国郷区域 特定中山間保全整備事業で完工式

町田センター所長 式辞の写真

町田センター所長 式辞

開通式 テープカットの写真

開通式 テープカット

森林農地整備センターでは、3月9日、熊本県阿蘇郡小国町において、来賓及び関係者約100名の出席のもと、阿蘇小国郷区域の完工式と農林業用道路(愛称:グリーンロード)の開通式行いました。

この事業は、筑後川上流の水源地帯である小国郷(小国町、南小国町)の森林と農用地を一体的に整備し、農林業の振興と水源涵養等の公益的機能の維持増進を図るため、平成15年度に事業に着手し、完了までの7年間に、農林地5,800haを対象に、水源林造成や分収育林等の森林整備70ha、区画整理や暗渠排水等の農用地整備140ha、小規模な農業用用排水路整備20km、そして農林業用道路の整備23kmを総合的に整備しました。

完工式では、町田センター所長が、事業の推進に尽力された方々への御礼と共に、小国杉に代表される林業の振興と森林整備の充実について期待を述べ、更に農業面では、センターの前身の時代から50年以上にわたり、ジャージー牛の導入や農用地の造成、畜産基地建設などを通じて地域の開発に携わり、本事業が小国郷地域における集大成の事業として感慨深いものがあると挨拶を述べました。

また、長瀬事業所長からの事業経過報告に続いて、地元選出国会議員(秘書代理)、県議会議員、県農林水産部次長から、事業の成果を生かした農林業の活性化と地域の振興に大いに期待する旨の祝辞を頂きました。

最後に、河津南小国町長から、本事業の成果を農林業の振興のみならず、観光や交流の場にも活かしていきたいとの決意と、短期間での完了に対して謝辞を頂きました。

この完工式に先だって、筑後川支流の杖立(つえたて)川に架かった「大銀杏(おおいちよう)橋」近くで農林業用道路の開通式が催され、推進協議会長の北里小国町長から、実施面での環境に配慮した取り組みの重要性を紹介しながら農林業用道路を両町の振興に繋げたいと喜びの挨拶があり、続いて記念植樹、車輌パレードが行われました。

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郡山区域農用地総合整備事業で完工式

局長式辞の様子の写真

局長式辞の様子

整備された郡山市の丹伊田団地の写真

整備された郡山市の丹伊田団地

森林農地整備センター東北北海道整備局では、2月18日、福島県郡山市において、来賓及び関係者130名の出席のもと、郡山区域の完工式を行いました。

この事業では、分散狭小な農地の改善や農産物出荷の要となる農業用道路の整備など、新たな農業を展開するための基盤を整備するため、平成15年度からの7年間で、郡山市及び三春町の農用地3,800ヘクタールを対象に、水田の区画整理や暗渠排水172ヘクタール、農業用道路12キロメートルを総合的に整備しました。

完工式では、美濃局長の式辞及びセンター所長(代理・角田理事)の挨拶で、事業推進への御礼と地域振興への期待を述べた後、事業所長から環境配慮や直営施工等の紹介を含め事業経過報告を行いました。

続いて、来賓の福島県知事(代理・松本県中農林事務所長)、地元選出国会議員、東北農政局長(代理・小澤整備部長)、郡山市長及び三春町長から、整備された農地や農業用道路が農業生産性の向上のみならず、地域の活性化に生かされることを確信する旨の祝辞を頂きました。

最後に、植田郡山区域農用地総合整備事業促進協議会長から、事業の成果を生かして将来に向かって新たな農村づくりを進めていくとの決意表明とともに、事業工期の厳守や経費節減を実現した事業所の取り組みと、職員の真摯かつ情熱的な姿勢に対して特段の謝辞を頂き、滞りなく完工式を終了しました。

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安房南部区域農用地総合整備事業で完工式 大規模海底地すべり地層の観察会も盛況

理事長式辞の写真

理事長式辞の様子

開通式テープカットの写真

開通式テープカットの様子

観察会の写真

観察会の様子

(独)森林総合研究所森林農地整備センターでは、2月13日、南房総市白浜町において、来賓及び関係者70名の出席のもと、安房南部区域の完工式と農業用道路「安房グリーンライン」(公募により愛称決定)の開通式を行いました。

この事業では、農業条件の改善や農産物輸送の効率化を目指し、平成13年度からの9年間で、館山市ほか2市1町の農用地8,300ヘクタールを対象に、水田の区画整理135ヘクタール、農業用道路11キロメートルを総合的に整備しました。

完工式では、鈴木森林総合研究所理事長からの式辞、事業所長からの事業経過報告に続き、来賓の千葉県知事(代理:副知事)や地元選出の国会議員から、半島地域において更なる整備が必要なことや、本事業の成果が安房地域の農林業をはじめ地域の活性化に生かされることを期待する旨の祝辞をいただきました。また、安房農林業振興協議会長の石井南房総市長から、農地の整備や農業用道路の完成は地元の悲願であり、農林漁業や観光面への期待と効用も大きいと謝辞をいただきました。

開通式では、4キロメートルの「市民歩き始め」が行われました。当日は、みぞれが降る厳しい寒さにもかかわらず、約300人もの市民の参加があり、事業施設の完成の喜びと地域の発展への強い期待が感じられました。途中では、農業用道路の建設中に発見された約200万年前の大規模海底地すべり地層の露頭観察会も行われ、農業用道路の利用と合わせて地域の貴重な資源としての保存と活用が期待される催しとなりました。

なお、安房グリーンラインの全線開通は、4月1日の予定です。

完工式の写真

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農用地総合整備事業「安房南部」区域の農業用道路の特殊地層(大規模海底地すべりの地層)講座開催

特殊地層を見学する参加者の写真

特殊地層を見学する参加者

平成19年4月に本事業で建設中の農業用道路のトンネル坑口付近(南房総市白浜町白浜字向台地先)の法面において類を見ない規模の貴重な特殊地層が出現しました。この地層については、将来にわたって保存、観察できるよう保護工を実施するとともに地域住民に対し、地層の成り立ちなどについて講義を行い、その後、現地見学が行われました。なお、平成22年4月から一般公開される予定です。

開催日
平成21年6月13日(土)
開催場所
南房総市白浜町
参加人数
約100名

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サクラソウ保全活動の取り組みと農道トンネル見学会の開催

移植地周辺の笹等の刈り払いの写真

移植地周辺の笹等の刈り払い

移植地周辺の笹等の刈り払いの写真

トンネル見学会の様子

サクラソウまつりの写真

サクラソウまつりの様子

平成15年度に実施した環境調査において、計画路線内に希少植物のサクラソウ(岩手県レッドデータブックBランク)の群落が発見されたことから、専門家の指導を受け、平成16年にサクラソウを農道の隣接地に移植を行い、保全活動に積極的に取り組んでいます。この取り組みは平成19年度に地元で組織された「サクラソウを守る会」と連携して現在も保全活動を継続しております。

今年もサクラソウの開花シ-ズンに向け、移植地周辺の笹等の刈り払いや散策路の整備等の環境整備を行いました。今後は増殖活動についても取り組む予定になっております。また、地元自治会は地元の活性化にも繋げたいとのことから、「サクラソウを守る会」との共催で「第1回サクラソウまつり」を開催しました。

開催日
平成21年5月9日(土)サクラソウ保全活動
23日(土)サクラソウまつり、トンネル見学会
開催場所
岩手県田野畑村千足地区及び田代地区
参加人数
約150名

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21ふくしま森林(もり)の感謝祭に初参加

火おこし体験の写真

火おこし体験の様子

ビンゴ輪投げの写真

森林の働きを紹介した
ビンゴ輪投げの様子

この催しは福島県内の林業関係団体が森林や林業、木材産業をPRするため昨年度から始めたもので、当センターでは、初めてこのイベントに参加しました。このイベントの参加に当たっては「楽しみながら森林を知り木に親しむ」をコンセプトに普段森林に接することの少ない都市住民の方々にも木のぬくもりに触れ森林の働きや大切さを知ってもらうための様々な企画を用意し、多くの方々に来場していただきました。

開催日
平成21年9月12日(土)~13日(日)
開催場所
福島駅西口
参加人数
約200名

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