国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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センター紹介

「15. 陸の豊かさも守ろう」具体的な取組内容

ゴール 森林整備センターにおける取組
15
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を防止する
森林は様々な動植物が生育・生息する場として、遺伝資源の利用などの恩恵をもたらす生物多様性を育んでいます。
森林整備センターでは、散生地や粗悪林相地など森林としての機能が低下している箇所において、既に存在する広葉樹等を活かしながら人工植栽による森林造成を行います。また、森林の成長度合いに応じて、長伐期の針広混交林の造成や複層林誘導伐の実施による複数の樹冠層を有する育成複層林の造成など、生物多様性の向上につながる森林整備を推進します。
これらを通じて、「持続可能な森林経営」の実現や「生物多様性の保全」等に貢献します。
  ターゲット 具体的な取組内容
  15.1:
2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
ダム上流など特に水源涵養機能等の強化を図る重要性が高い流域内のうち、自助努力では整備が困難で公益的機能が劣る無立木地、散生地、粗悪林相地等について、分収造林契約方式により森林を整備します。
  15.4:
2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。
針広混交林・育成複層林等多様な森林づくりを推進します。
  • 新規契約については、広葉樹等の現地植生を活かした針広混交林を造成します。
  • 樹高や樹齢等が異なる複数の樹冠層からなる育成複層林を造成します。
契約期間の延長により長伐期化を推進します。
主伐時には伐採面積を縮小・分散します。
これらにより、生態系へのダメージの低減等とともに、(局所的な)生態系の再生も図られることから、ターゲットの「森林、山地等をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する」、「生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う」に貢献します。
  15.2:
2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
ダム上流など特に水源涵養機能等の強化を図る重要性が高い流域内のうち、自助努力では整備が困難で公益的機能が劣る無立木地、散生地、粗悪林相地等について、分収造林契約方式により森林を整備します。
森林の整備を通じて、無立木地、散在地、粗悪林相地等での新規植林が確保されることから、ターゲットの「あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を止め、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる」に貢献します。

注:SDGsゴール及びターゲットの和訳は、外務省ウェブサイト「JAPAN SDGs Action Platform SDGグローバル指標(SDG Indicators)」による。

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