国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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センター紹介

「6.安全な水とトイレを世界中に」具体的な取組内容

ゴール 森林整備センターにおける取組

すべての人々の水と衛生の利用可
能性と持続可能な管理を確保する
森林には、水をたくわえて、流出を安定させることのできる「水源涵養機能」があり、このような森林を「水源林」といいます。水源林は、降った雨水が地下にしみこんでいく時に、ごみなどを取り除き、きれいにして川へ流す働きも持っています。
森林整備センターでは、水源林の造成を通じて、森林の有する水の貯留・浄化機能の維持・向上を図り、安全で豊かな水の提供に寄与するとともに、長伐期の針広混交林の造成や複数の樹冠層を有する育成複層林の造成等多様な森林づくりを推進することにより、「水の安定供給や持続的な管理」等に貢献します。
  ターゲット 具体的な取組内容
  6.1:
2030年までに、全ての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
ダム上流など特に水源涵養機能等の強化を図る重要性が高い流域内のうち、自助努力では整備が困難で公益的機能が劣る無立木地、散生地、粗悪林相地等について、分収造林契約方式により森林を整備します。
森林の整備を通じて、水の貯留・浄化機能や洪水緩和機能の維持・向上が図られることから、ターゲットの「安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する」、「淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処する」に貢献します。
  6.4:
2030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
  6.6:
2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
針広混交林・育成複層林等多様な森林づくりを推進します。
  • 新規契約については、広葉樹等の現地植生を活かした針広混交林を造成します。
  • 樹高や樹齢等が異なる複数の樹冠層からなる育成複層林を造成します。
契約期間の延長により長伐期化を推進します。
これらにより、生態系へのダメージの低減等とともに、(局所的な)生態系の再生も図られることから、ターゲットの「山地、森林などの水に関連する生態系の保護・回復を行う」に貢献します。

注:SDGsゴール及びターゲットの和訳は、外務省ウェブサイト「JAPAN SDGs Action Platform SDGグローバル指標(SDG Indicators)」による。

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