南あわじ市の水源の森
兵庫県南あわじ市
水源林のDATA
所在地 | 兵庫県南あわじ市 |
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契約年度 | 昭和36年度~ |
契約面積 | 1,774ha |
造林地所有者 | 阿万財産区 外 |
造林者 | 同上 |
植栽樹種 | スギ(11%)・ヒノキ(61%)・クロマツ(28%) |

(ヤマザクラなどを保残し、環境にも配慮した多様な森林を造成)
<アクセス>
バス | 淡路交通「国衛停留所」下車、徒歩約1.5時間で造林地到着 |
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車 | 神戸淡路鳴門自動車道「西淡三原IC」から県道31号を経て約30分で造林地到着 |
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水との関わり
淡路島は、気候や地形から水道水源を小河川の表流水やため池に頼らざるを得ない地域が多く、そのため、島内では慢性的な水不足に悩まされていました。南あわじ市においても、平成6年には約300日の断水を記録するなど渇水の被害が発生していました。
しかし現在は、淡路広域水道企業団がダム等の施設の整備を進めるとともに、南あわじ市の南淡・三原両地区の東海岸地域のダム(本庄川ダム・諭鶴羽ダム等)上流部の多くを水源林造成事業で整備しています。
また、本庄川ダム周辺の造林地は、平成16年度に水源林造成事業の造成・整備により水源涵養機能がどの程度向上するかを明らかにするために「モデル水源林」に設定し、水位計や雨量計を設置するとともに、定期的にこれらデータの収集を継続しています。
森林現況(平成23年) ”ココ”の特色
南あわじ市は、比較的地域の森林・林業が盛んであったことから、水源林造成事業開始直後から、財産区などの地域の共有林を対象に水源林造成事業による森林の整備が実施され、その多くは昭和40年代に造成を完了しました。
しかし、20年ほど前より、マツクイムシ被害が蔓延し、マツの枯損被害が急速に進んだことから、そうしたマツの被害林分を対象に森林の造成・整備を進めた結果、本庄川ダム、諭鶴羽ダム湖周辺など南あわじ市全体で約1,300ha強の水源涵養等の公益的機能を発揮する森林の整備が着実に進んでいます。
水源林造成地位置図
関係者からのメッセージ
※ このメッセージは、「全国の水源林50選」策定当時(平成24年)のものであり、現在の団体名や役職名等と必ずしも一致しない場合があります。