水源林造成事業
国民生活に不可欠な水の安定供給や国民の生命・財産を守るため
水源地域で水を育む森林を造成しています
- ダムの上流域などの水源涵養上重要な奥地水源地域の民有保安林のうち、土地所有者の自助努力では適正な森林整備が見込めない箇所において、公的なセーフティネットとして、水源を涵養するための森林「水源林」を造成する事業です。
- 森林開発公団(現在は森林研究・整備機構 森林整備センターが承継)により昭和36年(1961年)に開始され、これまで、全国で約49万ha、東京都と神奈川県の合計面積に相当する水源林を造成してきました。
- 造成した水源林は、国民の皆様の生活に不可欠な水源の涵養や土砂流出・崩壊の防止などの機能を発揮する「緑のダム」として、国土保全等に大きく役立っています。
水源林造成のイメージ
【事業開始前】
- 水源涵養上重要な民有保安林のうち、無立木地、散生地、粗悪林相地等人工植栽の方法により森林の造成を行う必要がある土地を対象に事業を実施します。
【事業の実行】
植栽
下刈り
除伐
間伐
- 植栽と成長に応じた保育施業を実施します。
【多様な森林への誘導】
- 事業を通じ、広葉樹等の現地植生を活かした針広混交林や複数の樹冠層を有する育成複層林を造成します。
水源林の造成実績
- (注1)
- 昭和36年から令和5年度末までに水源林造成事業(水源複層林整備事業・特定中山間保全整備事業を除く)で植栽した実績です。
- (注2)
- 四捨五入により計が一致しない場合があります。