- 面的整備は、標準伐期齢以上の被災リスクの高い森林を対象に行う分収造林事業です。
- 他の分収造林事業と異なり、立木のある場所で分収造林契約を締結し、育成複層林の造成に向けて伐採から事業を開始します。
- 面的整備では、土地が分収造林契約地の周辺に設置した面的水源林整備区域内に位置していることを要件の一つとし、既存の分収造林契約地と一体的に整備することで、流域全体の保全に貢献します。
対象地:被災リスクの高い森林
面的整備の対象となる被災リスクの高い森林とは、次のいずれかに該当する森林を指します。
- ①台風や集中豪雨等による被害が発生している森林
- ②台風や集中豪雨等による被害が発生する恐れがある森林で、収量比数(RY)や形状比(H/D)が高い森林
※5年以内にこれらが高くなることが見込まれる森林を含む
被災リスクの高い森林(イメージ)
面的水源林整備区域
面的水源林整備区域とは、次の条件を全て満たす自然地形等を境界とする区域で、森林整備センターが設定します。
- ①区域内の既存の分収造林契約地の面積がおおむね100ha以上
- ②区域内のおおむね5割以上が、既契約地又は1~3号保安林(予定地を含む)
面的水源林整備区域(イメージ)※実際の既契約地や保安林等とは異なります。

※地理院タイル
(https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)
を加工して作成
- 設定済みの面的水源林整備区域(PDF形式:3.30MB)
(一覧及び位置図)