国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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センター紹介

森林整備センター所長挨拶

森林整備センターへようこそ。

森林整備センター所長 関口 高士の写真

水源地域で公益的機能が発揮される森林を育成しています

森林整備センターでは、昭和36年から水源かん養上重要な民有保安林のうち、森林としての機能が低下している箇所を分収造林契約方式で整備する「水源林造成事業」を実施しており、現在までに民有保安林の約1割に相当する49万haの森林を造成しました。

これらの森林は、洪水の緩和や水質の浄化といった水源涵養機能はもとより、二酸化炭素の吸収、土砂流出の防止、生物多様性の保全など重要で多様な機能を発揮しています。また、事業の実施を通じて、山村地域において安定した就労機会を提供するなど地域振興においても大きな役割を果たして参りました。

また、近年では、集中豪雨等の気象害が頻発・激甚化する中で、流域保全等における森林の役割への期待が高まっており、「国土強靱化基本計画」等を踏まえた森林整備に積極的に取り組んでいくことが必要となっています。

このように、当センターの果たすべき役割も重要になっていることから、令和3年4月から5年間の「森林研究・整備機構第5期中長期計画」においては、流域保全の取組を強化し、長年培ってきた森林施業の高度な技術的知見に基づく針広混交林や育成複層林の造成を積極的に進めるとともに、森林整備技術の普及や自然災害による被災森林の復旧等にも取り組んでいくこととしております。

このような水源林造成事業の実施を通じて、安全・安心な国民生活や脱炭素社会の実現に貢献できるよう、職員一丸となって努力して参ります。

森林整備センター所長 関口 高士

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