森林からの贈り物
大分県国東市
水源林のDATA
所在地 | 大分県国東市国見町岐部 |
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契約年度 | 昭和42年度 |
契約面積 | 87ha |
造林地所有者 | 法人 |
造林者 | 同上 |
植栽樹種 | スギ(25%)・ヒノキ(75%) |

<アクセス>
鉄道・バス | JR日豊本線「宇佐駅」より大分交通バス伊美行きで1時間、終点で赤根行きに乗り換え15分、不動尊下車、徒歩10分で造林地到着 |
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車 | 大分空港道路「大分空港出口」から国道213号を経て1時間で造林地到着 |
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水との関わり
当水源林は国東市国見町岐部集落の水源地上流に位置し、地下浸透水等により岐部集落の水道水の安定供給に寄与しています。また、その下流には岐部地区の農業用ため池が二つ連なって築造されており、重要な農業用水等の水瓶として存在しています。
”ココ”の特色
大分県国東市国見町岐部の集落は国東半島にあり、両子山を中心として放射状に出ている谷間にある総戸数170戸、耕地面積約60haの集落です。
集落上流の森林整備が不十分であった40年ほど前までは、たびたび発生する干ばつでため池の水が不足して水稲栽培等に悪影響を及ぼしており、飲料水である井戸水も不足するなど、渇水対策に苦慮していました。
昭和42年より水源林造成事業がスタートし、その後、分収林の成長とともに水不足が解消されていきました。また、契約地に隣接している「五辻不動尊」もあり、多くの人が訪れていることから、水源林としてだけではなく、保健的、景観的にも寄与している造林地となっています。
契約地に隣接する五辻不動尊 -
過去から現在そして未来へ
植栽当時(昭和42年)
ヒノキなど約24万本の苗木を82haにおいて植栽しました。
現在(平成23年)
路網整備は平成22年度末までに6kmの作業道を開設 しています。平成20~21年には搬出間伐を45ha実施し、240m3の材を搬出し販売しました。
今後とも適正な間伐を実施し、健全で災害に強い森林づくりを進めていきます。
関係者からのメッセージ
※ このメッセージは、「全国の水源林50選」策定当時(平成24年)のものであり、現在の団体名や役職名等と必ずしも一致しない場合があります。