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一日仕事

森林管理部 財務課入社5年目

Profile
大学では農学部に所属し環境や森林資源について学んでいたことから、水源林造成事業に興味を持ち、転職活動ののち平成27年より勤務。
現在は、本部で財務を担当する。

自分の足跡が何十年と残される
責任とやりがいを感じられる仕事です。

現在は、国への補助金申請や実績報告、予算管理、収支決算と大きく分けて3つの業務を担当しています。一人だけの係のため着任時は不安でしたが、森林整備センターはフォローし合う風潮が強く、先輩からのバックアップがあったり、不明点を積極的に聞いてまわったりすることで問題を一人で抱え込まずに乗り越えることができました。心がけているのは、多くの人と会話をすること。全国の担当者とやり取りしている中で、事務所からの予算申請が必要であることに気づき、コミュニケーションと情報収集が仕事をスムーズに進める上で欠かせないと感じています。

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森林整備センターの事業は、契約から主伐まで何十年とかかります。税金を使った事業に自分の足跡が何十年と残されることを考えると、責任とともにやりがいを感じています。全国転勤は大変なこともありますが、旅行では味わえない土地の人々との関わりがあり、その経験が自分のひとつの財産になっています。

森林業務部 森林事業課入社15年目

Profile
自然にまつわる仕事に就きたいという思いから農学部進学の後、平成17年度に入職。12年間現地の水源林整備事務所で経験を積んだ後、本部勤務に。

造林予算管理の仕事にも活かされる
現地での経験は貴重な財産です。

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私が担当する造林係では、森林の造成のために必要な事業予算を各整備局に配付し、配付した予算の進捗管理を行っています。造林作業はすべてセンター内の規程に基づき進められますが、現場の声をよく聴き、現在の状況にそぐわない規程の改正を行うのも大切な仕事です。

職場ではよく議論することが良しとされる風潮があるので、とても働きやすいです。「山に行って損をすることはひとつもない」とは、入職した当時の先輩に言われた言葉です。その言葉の通りに、現場では山に通い、造林者の方や所有者の方とも山の中で話をするようにしていました。

そうすると思わぬ本音が聞けたり、山の良さや問題点が見えてきたりと、身になる経験を積むことができました。
現在の職務も、現場での経験がなければできなかった仕事だと思っています。

造林は何十年単位で時間がかかる息の長い仕事です。
間伐するときに50年前にご自身で植栽したという方に出会ったこともあります。「山が良くなって感謝している」という言葉を掛けられたときは、スケールの大きなこの仕事に携われて良かったと心から感じました。

森林管理部 企画管理課入社17年目

Profile
平成15年に入職。中国四国整備局で勤務後に、7年前より企画管理課に所属。公式サイトのリニューアルやネットワーク整備の移設などを手掛ける。

挑戦を受け入れてくれる組織に
貢献できる人材でありたい。

私が担当する企画係では、中長期計画の策定・評価、公式サイトやパンフレットの作成などの広報事務、監督官庁やセンター内各部署の調整を課内の担当メンバーとともに行っています。基本方針や計画の策定は、組織の持続的成長に必要なことであり、また、広報で使用するサイトやパンフレットなどはセンターの事業を広く知っていただくためのツールとして重要なため、日々意義を感じて業務に当たっています。

平成29年度に担当した公式サイトのリニューアルは、実は採用当時から取り組みたいと思っていたものでした。

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一般の方にも興味を持っていただけるサイトという私のプランは、国の政策実施機関としてはチャレンジではありましたが、上司にも支持していただき実現することができました。主体性を持って実行する仕事のおもしろさを感じるとともに、挑戦を受け入れてくれる組織であることを改めて感じた仕事でした。

私たちが実施する水源林造成業務は、日本の水と森林を現在から未来へつないでいく意義のあるものです。これからも与えられた職務の中で、組織に貢献できる仕事を主体的に考えながら、取り組んでいきたいと思います。

森林業務部 森林企画課入社5年目

Profile
平成27年入職。岐阜水源林整備事務所で勤務後、平成31年4月より本部の森林企画課に所属。現地の山を歩けるように、今も体力維持を心掛けている。

事業予算の調整を通して、
現地と当センターの未来を考える仕事です。

担当業務で難しいと感じるのが事業関係の年度予算の調整です。予算が限られる中、組織の方針や各水源林整備事務所の実情などを調整して林野庁に予算要求し、その上で、措置された予算の範囲で年度の予算計画としてまとめ上げなければなりません。各地の水源林をどう育てていくか、そのために当センターがどのように役割を果たしていくのか、未来を常に意識しつつ、多方面から聞き取りを行い、解決の糸口を見つけるようにしています。

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現在の職務を担当してまだ9カ月。それまでは岐阜の水源林整備事務所で山に入って仕事をしていたため、環境も業務内容も大きく変わりました。ですが、本部職員のほとんどが転勤を経て本部での業務に就いているため、馴染みやすく、相談しやすい雰囲気があります。前に所属していた事務所でも、最初の1年間は先輩職員にほぼマンツーマンで教えていただいたり、慣れない山歩きで遅れを取っていたときに励ましていただいたりと、多くの助言と指導をいただいてきました。面倒見の良さは本部も現場事務所も同じです。赴任先が変わっても、不安なく勤務できる良好な職場環境があるのは、当センターの特長だと感じています。

関東整備局水源林業務課入社20年目

Profile
先輩に誘われ高校卒業後に入職。17年間、主に西日本の水源林整備事務所に勤務し、造林の現場に携わる。現在は、事務所を統括する整備局に勤務。

荒れた林が、青々とした森になる
そんな山を見られるのが、
この仕事の醍醐味です。

この仕事に就いて20年。最初の17年間は、現場である水源林整備事務所に勤務していたので、入職した当初には荒れていた林が、時を経て青々とした森になっているのを見られるようになりました。当時意見を戦わせながら一緒に山に入っていた造林者の方とともに、そのような森を見るときは格別で「あなたが担当してくれてよかった」と言っていただけることも。最も感動し達成感を感じる瞬間です。

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今は、獣害被害の減少に向けて管轄する6つの水源林整備事務所への指導などを行っています。造林者の高齢化などの人材不足や、これまで勤務していた西日本との林業文化の違いなど壁にぶつかることも多々ありますが、「良い山になったね」と言っていただけるよう、日々努力しています。私が前向きに仕事ができるのは、職場の雰囲気がとてもよく、公私の隔てなく相談できる先輩方がいるからこそ。バックアップしていただけるので、失敗を恐れずにチャレンジしています。

もともと自然にも山にも興味がなかった私ですが、今はデスクワークの時間が長く感じるほど山での時間が親しみ深いものになりました。豊かな自然を感じたり、野生動物に会えたりと、ほかの仕事にはない体験ができるのもこの仕事の魅力です。

宇都宮水源林整備事務所入社5年目

Profile
自然豊かな環境に育ったことをきっかけに、大学では森林環境について学び、平成24年度に入職。中国四国整備局、甲府水源林整備事務所などを経て現職。

「おかげで良い山になったよ」と
言っていただけるのが何よりの喜びです。

現場作業をしている造林者の方とともに、現地調査を行い、必要な施業を決め、現地施業完了後には検査を行うのが私の仕事です。入職した当時は、山に入ってもどのような施業が必要なのかがわかりませんでしたが、基本的には先輩と行動を共にしているため、話を聞きながら経験を積むことができました。今では、山の状況を見極め、どのような手入れが必要か造林者の方々と建設的な話ができるようになりました。「センターのおかげで手入れができてよかった」と造林者や山の所有者の方に言っていただけたときは、喜びを感じるとともに、これから先も続いていく森林造りに責任を持ち、地域のために貢献していきたいと感じています。

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現在在職している事務所は5名と小人数ですが、互いにカバーし合い仕事を進めています。業務上で問題が生じたときにも、相談しやすい環境のため一人で抱え込むようなことがないのはありがたいですね。

大変なことはたくさんありますが、自然が好きだったため、山の中での仕事はリフレッシュにもなっています。
自然の中で働くことに興味がある方にはぴったりの職場だと思います。