1.北海道の概要
1.地勢
北海道は日本の北端に位置しており、2,000m級の山地が多く、緯度が高いため一般に本州の3,000m級の山岳景観を呈しており、総面積は約83,500km2である。
河川は、大雪山系に源を発する代表的な石狩川、天塩川をはじめ、釧路川、十勝川等、全道で、309の水系となっており、それぞれ、太平洋、日本海、オホーツク海に注いでいる。
2.地質
道南部は火山放出物を母材とした土壌が広範囲にわたっている。その多くは、砂質ないし埴質土壌が主体となっている。道北部は、道南部に比して、火山放出物は極めて少ない。そのため白亜紀、安山岩などに由来する埴質な土壌からなり、重粘土地帯となっている。
3.気候
北海道は本州に比して、一般に冷涼であり、年平均気温は7.0度(5.9度~8.2度)で、年平均降水量は1,200mm(800mm~1,600mm)である。
積雪量も羊蹄山麓、雨竜川上流域、天塩川流域などでは、最深積雪が2~2.5mに達する。特に多雪地として知られる倶知安では15mに達することがある。