国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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中部整備局 地勢・地質・気候(富山県)

1.富山県の概要

1.地勢

昭和53年当時の写真(魚津市)

富山県は本州中央部の日本海側に位置し、東は新潟県、南は岐阜県、西は石川県に接し、北は日本海に面している。面積は約4,200km2で全国33位である。地形は日本海に面する北部が富山湾として内部にくびれているほかは、ほぼ長方形であり、東は3,000m級の中部山岳、南は飛騨山地、西は氷見丘陵に囲まれ、中央部は呉羽丘陵が県を東西に二分し、その間に富山平野が発達している。特に中部山岳・飛騨山地では全般的に地形が急峻である県内の主要水系は黒部川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川であるが中小河川を合わせると約20河川となる。いずれも急流で全てが富山湾に流入しており、広大な扇状地が各所に発達している。

2.地質

現在(魚津市)

地質は地形的に高所から低所へ、古い岩体から新しい岩体が分布している。県全体の丘陵地帯及び山麓地帯は第三紀の安山岩類や堆積岩、第四紀更新世の堆積物で構成されている。その他代表的な地質を区分すれば黒部川東方や南部有峰湖の周辺には礫岩やジュラ紀の堆積岩、神通川上流県南西部の岐阜県境付近は飛騨変成岩、庄川上流五箇山地域には流紋岩、立山中腹には第四紀の安山岩による溶岩台地の分布が広く見られる。

3.気候

気候は典型的な北陸地方の気候下にあり、気温は夏期高温冬期低温で、降水量は年間降水量が多く、冬期は特に多いが梅雨や台風による降水量の変化は比較的少ない。3月下旬から5月上旬に南風が卓越するときのフェーン現象により乾燥する。また、冬期には北西の季節風により大雪をもたらす。富山市の年平均気温は13.5度(最低2.1度から最高26.5度)で、日照時間は1,600時間で全国で最も少なく、特に冬期間は少ない。降水量は富山市で年平均2,300mmで標高が高くなるに従い降水量も多くなり山岳部では4,000mmに達する。積雪量は概ね平野部で1m以下、丘陵部で1~2m、山間部で2~4m、山岳部で4m以上の豪多雪地帯である。

2.富山県における水源林造成事業

業務は、富山水源林整備事務所が実施しています。

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