国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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中部整備局 地勢・地質・気候

1.中部整備局管内の概要

1.山系・水系等

中部地方の山系は、北部のほぼ中央に新潟・長野両県と富山・岐阜両県を隔てる飛騨山脈(北アルプス)が南北に連なり、北からは白馬岳、立山連峰、槍・穂高・乗鞍岳、御嶽等三千m級の山が林立している。

その南東側には、木曽駒ヶ岳を中心とする木曽山脈(中央アルプス)が、更にその東側の山梨・静岡県境を赤石山脈(南アルプス)がそれぞれに南北に走っている。

また、北西・西側の石川・福井・滋賀県境には両白山地(白山、能郷白山等)、伊吹山地がほぼ南北に連なっている。

三重県の西側の滋賀・奈良・和歌山県境においては、鈴鹿山地、台高山脈が南北に走っている。水系は、日本海側に流れる信濃川水系の千曲川、犀川(長野県)、宮川・神通川、庄川(富山県)と、太平洋側に流れる天竜川、木曽川(長野県)、飛騨川、長良川、揖斐川(岐阜県)、矢作川(愛知県)等の有名河川が南北に流れる。

三重県においては、鈴鹿川、宮川等が東西に流れて伊勢湾に、南部の和歌山県境を熊野川が熊野灘に流れ込む。

これらの河川の流域には、長野・松本・佐久・諏訪・伊那盆地、砺波平野、高山盆地、濃尾・伊勢平野等々が存在する。

2.気候・林相等

中部地区の気候は、中央高地によって季節風がさえぎられるため、太平洋側と日本海側とは対照的な気候で、降水量、気温、積雪等には大きな違いがあり、森林植生も常緑樹林帯から落葉樹林帯まで多様な展開となる。

天然林では、立山スギ(富山県)、石徹白スギ(岐阜県)が知られている。人工林は裏日本でスギ、長野県ではカラマツ、表日本ではスギ・ヒノキを主に植栽している。

有名林業地として今須林業(岐阜県)、尾鷲林業(三重県)等がある。

2.中部整備局における水源林造成事業

水源林造成事業の実績はこちらへ

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