1.鳥取県の概要
1.地勢

若桜町 中江団地
県境に接する中国山地は、標高1,200メートル級の急峻な山々が連なり、これらを水源として、東から千代川、天神川、日野川の三大主要流域を形成し、本県の重要水源地帯となっている。また、下流域においては、沖積層を主として鳥取、倉吉、米子平野を形成している。
2.地質

鳥取市社奥の谷造林地
県下地質を大別すると、古生層は東部では八頭郡、西部では日野郡に分布し、花こう岩は天神川と日野川に囲まれた火山砕屑物よりなる地域を除いた全県下に分布している。土壌は県下の大半が褐色森林土におおわれているが、黒ボク土と呼ばれる黒色森林土が西日本の最高峰である大山の山麓に広く分布している。
3.気候

日野町 持ヶ瀧造林地(複層林)
県下平均気温は14.5度、年間平均降水量は2,000mm内外で夏期は高温小雨である。冬期は、山間部において、1.0メートル前後の積雪があり、湿雪であるため、特に本県は、幼齢林に対するきめ細かな雪害対策を要する。