1.中国四国整備局管内の概要
1.地勢
中国四国整備局管内の面積は5,073千ha、国土の13.4%を占めている。森林面積は、全国の15.3%、3,717千haである。
山系は東西に走り、中国山地では、大山(1,729m)、恐羅漢山(1,346m)、蒜山(1,202m)など千m級の山々を擁し、吉備高原、石見高原がこれに連なる。
四国山地では、石鎚山(1,982m)、剣山(1,955m)、三嶺(1,894m)などが林立しており、とりわけ徳島県下においては急峻な山岳地帯となっている。
水系は、中国山地から発し、日本海に注ぐ河川として千代川、斐伊川、江の川、瀬戸内海に注ぐ河川として吉井川、旭川、太田川などが、四国では吉野川、仁淀川、四万十川などがある。河口部では、沖積平野が発達している。
2.気候・林相等
中四国の気候は、東西に走る中国山地・四国山地により、大きくは山陰型気候・瀬戸内型気候・南海型気候に分けられる。
降水量・気温・積雪等に大きな差があり、森林植生も低山帯のアカマツ林から、ブナ、カンバ帯と多様な展開となる。
天然林では魚梁瀬スギ(高知)、沖の山スギ(鳥取)が知られており、有名林業地として智頭林業(鳥取)、久万林業(愛媛)、木頭林業(徳島)等がある。
人工林率でみると、中四国全体で48.0%(中国40.1%、四国61.1%)となっており全国平均を上回っている。
2.中国四国整備局における水源林造成事業
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