1.群馬県の概要
1.地勢
大嶽
群馬県は本州のほぼ中央に位置し、東は栃木、南は埼玉、北西に長野、北東に福島・新潟各県に接し、総面積は約6,400km2で、全国第21位の広さである。また、ちょうど空に舞う鶴の姿に似て、首を南東に向かい尾を北西に広げる形をしている。山地は西に浅間山東に日光白根山が県内最高峰としてそびえ、これに連なる上毛三山、赤城、榛名、妙義を始め、白根山や帝釈・三国山系がそびえ、まさに関東平野の尾根をなしている。
川は、日本三大河川の一つである利根川が、上越国境大水上山に源を発し、片品川、吾妻川、赤谷川、渡良瀬川、烏川、神流川及び碓氷川等の支流を集めて関東平野を貫き太平洋に注いでいる。
2.地質
本県の地質は、北東山地の大部分が秩父古生層から成る褶曲山地で、花崗岩、石英斑岩などが見られ、南西山地は我が国でも非常に古い地質である三波川層、御荷鉾層、秩父古生層から成っている。
3.気候
本県の気象は、大部分が表日本型の内陸性気候で、冬から春にかけて空っ風と夏は雷雨が特徴的であるが、利根・吾妻両郡をはじめとする山沿いの地方は、多分に裏日本の影響を受けている。気温変化は1月に最低気温を示し8月に最高となり、年平均気温は草津・赤城山間部で6~8度・平野部で10~19度、また降水量は6月~9月にかけて多く、平野部で1,200mm、上越国境付近で1,800mm程度である。