国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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関東整備局 地勢・地質・気候(新潟県)

1.新潟県の概要

1.地勢

新潟県は、本州の中央部よりやや北側に位置している。県土は本土と佐渡島、粟島からなり、総面積は約12,600km2で全国第5位である。本土は、越後平野や頚城平野などの穀倉地帯を朝日山地、飯豊山地、越後山地、三国山脈、妙高山塊、飛騨山脈といった2,000m級の山々が取り囲み、それぞれ県境をなしている。これらの山々を水源として、阿賀野川や信濃川などの主要河川が広大な越後平野を流れ、日本海にそそいでいる。日本海上には佐渡島と粟島の2つの離島があり、佐渡島の中心部は国仲平野を形成し、北西部は1,000m級の山々が連なる大佐渡山地、南東部は500m前後の小佐渡丘陵とに2分されている。

2.地質

本土の山地は、県境をなす一連の山地が第三紀中新世の堆積岩および火成岩を主とし、花崗岩、中生代層、古生代層によって構成されている。県内ではもっとも隆起量が大きく、壮年期的な高峻な山地の発達しているところである。丘陵地はすべて非火山性のもので、第三期鮮新世および前期洪積世の地層からなり、起伏に富んでいる。佐渡島の大佐渡山地は第三紀中新世の火成岩を主とし、若干の古生層を伴い、やや壮年期的な様相を呈している。小佐渡丘陵は中新世の地層と若干の古生層によって構成されているが、やや低平である。火山地としては、守門岳や苗場山などが鳥海火山帯に属し、妙高・焼山が富士火山帯に属している。

3.気候

写真

佐渡市 蛇山団地 スギ

本土の年平均気温は13度内外、年平均降水量は1,800mm前後で夏期よりも冬期に降水量が多い。これは積雪量の多さによるもので、冬期間は120日~140日もの降雪日があり、林業上不利益を被っている。積雪地における民有林の状況は、約50%が1.0m~2.5mの多雪地帯にあり、約30%が2.5m以上の豪雪地帯に属している。一方、日本海に浮かぶ佐渡島は、冬季シベリア寒気団による季節風をまともに受けるものの、周辺を対馬暖流が流れているために気候は比較的温暖である。気温も本土より1~2度高く、積雪量も山間部を除けば20cm程度であるため、年平均降水量は1,500mmと少ない。

2.新潟県における水源林造成事業

業務は、新潟水源林整備事務所が実施しています。

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