国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター Forest Research and Management Organization

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近畿北陸整備局 地勢・地質・気候(兵庫県)

1.兵庫県の概要

1.地勢

兵庫県は、日本列島のほぼ中央に位置し、東は京都・大阪府、西は鳥取・岡山県に接し、北は日本海、南は太平洋・瀬戸内海に面している。県土面積は約8,400km2で国土の約2.2%にあたる。山岳帯は、県北部を東西に走る中国山地のほぼ東端に当たり、氷ノ山を最高に、1,000~1,500mの山地が十指以上並び、脊梁山脈の形をとっている。 主要河川は、これら中央部の山地に源を発し、北流して日本海にそそぐものと、南流して瀬戸内海にそそぐものとがある。前者には円山川・竹野川・矢田川・岸田川がある。また、後者には猪名川・武庫川・明石川・加古川・市川・夢前川・揖保川・千種川があり、特に日本一低い分水嶺を持つ加古川は水量、流域面積ともに県下最大であり、いずれも重要な水源となっている。

2.地質

兵庫県の地質構造は、白亜紀後期~古第三紀の火山活動による地層や岩帯及び新第三紀以降の地層によって複雑な表層地形を構成しており、地形は未固結(礫、砂、粘土等)及び固結(泥岩等)の蓄積物・流紋岩・安山岩の火山性岩石、花崗岩等が主に分布している。森林土壌は、褐色森林土壌が77%を占めており、特にスギ、ヒノキに適するBD型森林土壌は県中央山地及び北但山地に多く分布している。

3.気候

写真

南あわじ市の水源林造林地

気候は、日本海岸気候、内陸気候、瀬戸内海気候及び太平洋岸気候の4気候型に区分される。年平均気温は13~16度にあり、それ程の地域差はないが冬期は内陸の山間部や但馬地区と南部地区とでは8度以上の地域差が生じる。年降水量は、瀬戸内沿岸では1,200~1,300mmと少なく、日本海沿岸部は2,300~2,400mmと多い。県中部は1,400~1,700mmで両沿岸部の中間値となっている。積雪量は中央山地から但馬地方・日本海沿岸にかけて1~2mとなっているが、県南部での積雪はほとんど見られない。

2.兵庫県における水源林造成事業

業務は、神戸水源林整備事務所が実施しています。

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